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吉高由里子出演「東京DOGS」の東幹久とはこんな俳優だ。「文芸的かつ恐怖映画的」北川景子 [吉高由里子]

「ブザー・ビート」第10話。
窓から山下の方を見る北川景子。
美しく、文芸的であり、しかも恐怖映画的である。
「ホラー映画顔」の女優というものが存在するが、北川景子は「文芸的かつ恐怖映画的」。
ランクがはるかに上だ。
わたしにとって最高の恐怖映画の一つがサイレント映画の傑作「散り行く花」の作られた笑顔。
そしてその女優がモノクロ時代のとてつもない大女優リリアン・ギッシュだ。
「散りゆく花」はもちろんホラー映画などではない。
哀しい物語であり、しかしリリアン・ギッシュの作られた笑顔はあまりに恐怖映画的だ。
さらに言えば、北川景子は日本映画の歴史の中で、もっともヒッチコック的な女優ではないかとも思う。
恐怖におののく顔が息をのむほど美しい。そしてその美しい顔を見て、ときに人々は恐怖におののく。
窓からのぞく北川景子の顔は、それだけでいくつもの物語ができそうな予感をさせてくれる。

さて開始前から様々な分析を加えている(←笑ってください)吉高由里子出演「東京DOGS」だが、今回は益子礼二役の東幹久について触れよう。
今の日本に東幹久について知りたい人がどのくらいいるかなどということは問題ではない。
そしてもちろん私自身も東幹久について知りたいわけではないなどということも問題ではない。(美苦笑)
いやもっても、知りたくなくても東幹久についての知識は多少あったりするのだが・・。
そう、「多少知識がある」こと自体がややせつないという俳優が東幹久であったりする。

「東京DOGS」の中で東幹久は益子礼二であり、益子礼二は「同僚のパパ刑事」なのだそうだ。
東幹久はかつて二枚目俳優として知られていた。
映画出演実績はほとんどないに等しい。
最近の映画出演は「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」と「ごくせん THE MOVIE」である。
なんとどちらも「THE MOVIE」が付いている。
どうしたことだ、これは。
テレビドラマにはやたらと出演しているが、興味のあった作品がほとんどないのでまったくと言っていいほど観た記憶がない。
嗚呼、東幹久とはそんな俳優なのだ。(ははは←グレゴール・ザムザばりの不条理な笑)

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オクサナ

こんにちは。



東幹久は、「芸能人は歯が命」のCMに出ていた人ですね。


織田祐二演の『東京ラブストーリー』と『お金がない!!』に出演していたような気がします。



先日、家人が観ていたテレビ番組を覗いたら、たまたま東幹久が出演していて 若い頃のモテぶりを自慢していました。


by オクサナ (2009-09-20 14:09) 

末尾ルコ(アルベール)

「モテる」ということで芸能界に入り、中身のないまま現在に至る・・そんな俳優の一人だという印象です・・。(笑)

                          末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-20 14:40) 

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