立花隆への批判 2 「皆殺しブック・レヴュー」佐藤亜紀・福田和也・松原隆一郎 四谷ラウンド [ルコ的読書]
立花隆は以前、もうずいぶん以前だが、大宅壮一賞審査をめぐって、プロレス並びにプロレスファンのことを「問題外」であるような言い方で罵倒したことがある。
それはスゴイこきおろし方で、「ここまで言うの」と首をかしげるような内容だった。
わたしは子ども時代プロレスが大好きで、「立花隆プロレス問題」(笑)の頃には格闘技一本やりだったから腹こそ立たなかったが、もしプロレスファン時代に件の発言を聞いていたら、夜も眠れないくらい怒ったことだろう。
あるジャンル自体、さらにはそのジャンルのファンまでぼろカスに言うのは、「思っていても」なかなか「実行」できるものではない。
「ぼくはこんな本を読んできた」はわたしも目を通したが、立花隆が神秘主義思想関係に凝っていたという部分はおもしろいと思った。
けれど「だからどうしたの?」というような、「あ、〈知の巨人〉などと呼ばれると、こんな本も出せるんだ」などと思ったことも覚えている。
でも多分、〈痴の巨人〉とか〈恥の巨人〉でも本は出せるのかもとも思った。
で、思うのだが、立花隆って、「おれはもう何に対しても何を言ってもいい。なにせ〈知の巨人〉だもの」という自己認識があるのでないかと。
「万巻の文学書」が「つまらなかった」って、よく言うよね。
もう一度その部分をお読みください。
佐藤 「私は万巻の文学書を読んだけどつまらないと思ったって、この読み方じゃつまらないですよ。「大審問官」の部分だけを真っ黒になるまで読んだりするような、邪道な小説読みに限って本が読めなくなるんです。
昔、万博の頃に、未来になると栄養素が錠剤になって、三粒飲むと一日分がとれるようになるという話があったけど、そういう類の本の読み方ですよ。
「皆殺しブック・レヴュー」佐藤亜紀・福田和也・松原隆一郎 四谷ラウンド
それはスゴイこきおろし方で、「ここまで言うの」と首をかしげるような内容だった。
わたしは子ども時代プロレスが大好きで、「立花隆プロレス問題」(笑)の頃には格闘技一本やりだったから腹こそ立たなかったが、もしプロレスファン時代に件の発言を聞いていたら、夜も眠れないくらい怒ったことだろう。
あるジャンル自体、さらにはそのジャンルのファンまでぼろカスに言うのは、「思っていても」なかなか「実行」できるものではない。
「ぼくはこんな本を読んできた」はわたしも目を通したが、立花隆が神秘主義思想関係に凝っていたという部分はおもしろいと思った。
けれど「だからどうしたの?」というような、「あ、〈知の巨人〉などと呼ばれると、こんな本も出せるんだ」などと思ったことも覚えている。
でも多分、〈痴の巨人〉とか〈恥の巨人〉でも本は出せるのかもとも思った。
で、思うのだが、立花隆って、「おれはもう何に対しても何を言ってもいい。なにせ〈知の巨人〉だもの」という自己認識があるのでないかと。
「万巻の文学書」が「つまらなかった」って、よく言うよね。
もう一度その部分をお読みください。
佐藤 「私は万巻の文学書を読んだけどつまらないと思ったって、この読み方じゃつまらないですよ。「大審問官」の部分だけを真っ黒になるまで読んだりするような、邪道な小説読みに限って本が読めなくなるんです。
昔、万博の頃に、未来になると栄養素が錠剤になって、三粒飲むと一日分がとれるようになるという話があったけど、そういう類の本の読み方ですよ。
「皆殺しブック・レヴュー」佐藤亜紀・福田和也・松原隆一郎 四谷ラウンド
こんにちは!
擬人化企画記事に
nice!が押されていたので
参加でよろしいですか?
申し訳ありませんが、
擬人化の設定は
どこにありますか?
教えてください。
by rain (2009-11-23 09:24)
rain様
こんにちは。
あれは参加かどうかの意味があったんですね。
記事は楽しく読んだんですが、そこを読み取っていませんでした。
以後気を付けます。
そんなわけで今回は「不参加」でお願いします。
ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-11-23 12:05)
わかりました。
記事をよんでくれただけでも
ものすごくうれしいです><ノ
by rain (2009-11-23 17:40)
rain様
これからもブログの方は読ませていただきますね。
ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-11-23 21:30)