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ネオアンガージュマン 東日本大震災の「ちょっといい話」に重きを置くべきではない理由。 [ネオアンガージュマン]

日本人は、と言うべきか。
日本のテレビは、と言うべきか。
あるいはテレビだけではないかもしれないけれど。
「ちょっといい話」中毒だ。
これはわたしが「ちょっといい話」的展開にほとんど反応しないから余計にそう感じるのかもしれないが、今回の東日本大震災関連のニュースでも既に多くの時間が「ちょっといい話」で埋められている。
いや、もちろん未曾有の大災害の中での「ちょっとした勇気、心温まる触れ合い」などは報道されるべきだろう。
しかし・・、何度も書くけれど、東日本大震災の現状を見ていると、「復興が見え始めて来た」などという言葉を軽々に使うべきではない。
もちろん被災しなかった人たちが「普通」の生活を送るのは重要だ。
けれど報道を見る限り、震災によって生じた多くの問題はほとんど解決されていないように感じるし、ここは忘れてはならない点だが、報道が敢えて「大事なこと」をスル―している可能性も常に考えておかねばならないと思うのだ。

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コメント 4

haku

原発も含めて、深刻な事態が継続している中、
どうもTVの世界はよそ事のような感覚すら持ちますね...
24時間、眉間にシワ寄せて深刻さを装うのも、
特に現状のTVにおいては空々しさを感じてしまうかも知れませんが、
もうすこし日本の現状に即した報道、あるいは放送の仕方があると思うのですが...
by haku (2011-03-25 08:22) 

ねこじたん

心のふれあいや頑張ってる姿はすばらしいと思います
一番辛い方々が頑張ってるのに
問題が増えてって解決してないのは疑問です
それだけ大きな被害だったのは間違いないのでしょうけど…
by ねこじたん (2011-03-25 08:51) 

cjlewis

報道が敢えて「大事なこと」をスル―している可能性、、、
そうなんですよね。
いい話はいい話として、純粋に涙が出たりしますが、
そこを逃げ場にしちゃあイカンと思ってます。
by cjlewis (2011-03-25 12:24) 

末尾ルコ(アルベール)

haku様・ねこじたん様・cjlewis様

特に一部民放はニュースにまで早くもバラエティの要素を取り入れ始めているように思います。

                    RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2011-03-26 16:44) 

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