ピーター・フォーク死す。お薦め映画で素晴らしい声を堪能。

例えば山田康雄吹替えによるクリント・イーストウッド。これも日本では好評だったけれど、イーストウッド自身の声とは違い過ぎる。イーストウッドの声をもともと知っている者からは、「山田康雄の声を受け入れられない」という声も少なくなかった。かくいうわたしもほぼ同じ意見だった。山田康雄の声ではイーストウッドの映画を楽しめなかったのだ。もちろん山田康雄の声で楽しんだ人は多いだろうし、それを非難するつもりはまったくないのだけれど、しかし「俳優本人」の声は絶対知っておくべきだと思う。素晴らしい俳優は当然声、セリフ回しなど全てが芸術であり、その見事さは語学に堪能でなくても伝わって来るもの。そう、字幕でも十分伝わってくるものなのだ。
さて、「刑事コロンボ」など「テレビ」の印象が強いピーター・フォークだが、なかなかいい映画へも出演している。
お薦めは、
「こわれゆく女」
「名探偵登場」
「名探偵再登場」
「カリフォルニア・ドールズ」

ぜひピーター・フォークの声を堪能してほしい。

タグ：アート エッセー ピーター・フォーク

コメント 3

こんにちは、ご訪問＆ナイス有難う、先ずはお礼まで。
此れからも宜しくね。
by 吉之輔 (2011-06-29 13:00) 

痴呆を患ってからコロンボは無理でしたが、ニコラス・ケイジがNEXTに出演させてくれて、完全に素なんですが一応映画の一場面のようにしてくれて、その意味で個人的に特別な作品になりました。エド・ウッドが殆ど動けないベラ・ルゴシを家の前で撮影して、そこから映画を作った故事にならったのでしょうか。
by inuneko (2011-06-29 13:07) 

ピーター・フォーク　寂しいなあ・・・
by paddies (2011-06-30 06:08)