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2大ベストファイターの饗宴 ジュニオール・ドス・サントスとケイン・ヴェラスケス。その3  [エッセー・闘う敗北者たち]

視界開始早々、ジュニオール・ドス・サントスの脚を掴みながらテイクダウンを奪えなかったフランク・ミアは、その後「勝機ほぼゼロ」の時間を過ごさざるを得なくなる。
まったく無駄のないフォームからスピード、的確さともに抜群のパンチを繰り出して来るチャンピオンに対し、ミアは仕留められるのを待っているだけの獲物と化する。
対してドス・サントスの表情は涼しげにさえ見え、イメージ通りのKOをいかにして達成するかだけに集中しているかのようだ。
それにしてもドス・サントスのパンチは美しい。
速射的に弓を引き、連発される飛び道具のようだ。
パンチがミアにヒットする度に乾いた音が聞こえて来る。


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