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映画「レ・ミゼラブル」予告編のファンティーヌ=アン・ハサウエイ 2013年2月8日 [生と死のためのアート]

[スペード]「レ・ミゼラブル」の主要登場人物たちは一様に大きな苦しみを持って生きている。
その「集積」とさえ言っていいのがジャン・バルジャンだ。
とりわけパリの地下に張巡らされた下水道の中、マリウスを背負って歩くジャン・バルジャンは十字架を背負いヴィア・ドロローサ(悲しみの道)を歩くイエス・キリストをどうしても彷彿させる。

[スペード]映画「レ・ミゼラブル」のファンティーヌがアン・ハサウエイでなければこれだけ多くの人を惹き付けはしなかっただろう。
映画館で「レ・ミゼラブル」を観ればもちろんアン・ハサウェイの弩迫力のパフォーマンスに圧倒される。
けれどその前の段階。
つまり「予告篇」だ
最近の映画は予告編がつまらない。
昔はつまらない映画に対して「予告篇の方がおもしろかった」なんて枕詞があっつたけれど、最近は予告編がつまらなそうなのでスル―していたら実はもの凄い映画だった、ということも多い。
ところが「レ・ミゼラブル」の予告編は何種類かあるけれど見事だ。
その中で、あの短い予告編映像の中で、アン・ハサウェイがどれだけのことを語っているか。
「予告篇のファンティーヌ」に呼ばれて映画館へ足を運ぶ人がどれだけいることか。

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