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〈「言葉」による革命〉・・・スカーレット・ヨハンソン「LUCY」1億ドル突破の価値。2014年11月6日 [「言葉」による革命]

●リュック・べッソン監督、スカーレット・ヨハンソン主演「LUCY」の全米興行収入が1億ドル突破したのは素敵に嬉しいニュースです。
ハリウッド映画とはいえ、80年代後半あたりからどんどん薄く、クオリティも下がってき続けているというのが大方の見方であり、わたしも同意見です。
ただ、ハリウッド映画の底力は健在であるというのも同様にわたしはいつも強く感じている。
ハリウッド映画の底力というのは、映画産業自体の底力であり、全米の観客の底力でもある。
馬鹿馬鹿しいような大予算のCG満載映画もあれば、いまだに人間性を抉り取るような作品が生まれるのもハリウッド、いや言い直しましょう、アメリカ映画界なのです。
で、「LUCY」は別に「人間性を抉り取るような」作品ではありませんが、さほど大規模の予算を使った映画ではないこと、しかもアクション映画であること、主演スカーレット・ヨハンソンの魅力に大きく負っていることなどが好ましく、それで1億ドル突破のメガヒットだからちょっとした快挙なんです。
かつてはよく作られ、ヒットもしていたんですね、「スターが主演」「予算は中規模」「アクション一色ではなく、スターを中心とした人間描写で魅せる」というパターンの映画が。
最近ステイーブ・マックィーン主演の「ゲッタウェイ」を久々に観ましたが、おもしろかった。
まあスティーブ・マックイーンはとてつもない大スターだったんですが、「LUCY」のテイストはそんな時代の流れを汲んでいるんです。

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