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〈「言葉」による革命〉・・・錦織圭語る、「日本はスポーツに対するリスペクトが足りない」は本当か?2014年12月5日 [「言葉」による革命]

●WOWOWの全米オープンテニス放送で錦織圭の談話として次のような意味の談話が紹介されていました。
「日本はアメリカほどのスポーツに対するリスペクトはない。ぼくが活躍することで、少しでもこの状況をどうにかしたい」

あ、なるほど。
錦織圭もそうずっと感じていたのか、と嬉しかったですね。
子供の頃から世界を回り、米国を含め海外の報道、そして多様な国々の選手たちと交流することで、錦織圭には自然な国際感覚が身に付いているのでしょう。
実はスポーツに対してもそうなんですが、錦織圭の談話の「スポーツ」の部分を、「映画」や「音楽」などに入れ替えてもしっくり意味は通ります。
スポーツも人間が創造した高度な文化の一つと考えれば、談話中の「スポーツ」という言葉を「文化」に入れ替えてもまったく通じるわけです。
もともとそんな傾向はあったけれど、近年ますます強まって来た感がありますね。
多くの日本人が「スポーツそのものを楽しんでいる」のではなく、スポーツ観戦しているようでいて、「何か別のもの」を崇拝している。
もちろん「スポーツそのもの」をリスペクトし、楽しんでいる日本人も多くいるけれど、そうでない人たちの方が圧倒的に多い。
思えばかつて、「巨人戦以外はまったく観る気が起こらない」と嘯いていた圧倒的多数の巨人ファンの存在がありましたね。
はい。


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