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〈「言葉」による革命〉・・・「ルノワール 陽だまりの裸婦」の中のパール・ホワイト、ミュジドラ。2014年12月26日 [「言葉」による革命]

●今日も、エロスとタナトス、アポロン的とディオニソス的、意識してますか?

さてフランス映画。
レア・セドゥ主演「美女と野獣」だけではなく、素晴らしい時間を過ごせるフランス映画は溢れるほど存在する。
例えば「ルノワール 陽だまりの裸婦」
監督はジル・ブルドス。
出演はミシェル・ブーケ、クリスタ・テレ、ヴァンサン・ロティエら。
名高き印象派の画家オーギュスト・ルノワールと、その最後のモデルとなったアンドレを中心としたストーリーです。
この二人にオーギュスト・ルノワールの子息であるジャン・ルノワールが関わってくる。
ジャン・ルノワールはのちに偉大な映画監督になりますね。
ジャン・ルノワールの撮った作品はご覧になっていますか?
「大いなる幻影」
「ゲームの規則」
「ピクニック」
「フレンチカンカン」
など、特に「大いなる幻影」は映画ファンであろうがなかろうが、一度は鑑賞しておくべき作品です。
フランス映画は自然の描写がとても魅力的、生き生きしている作品が多いのですが、「ルノワール 陽だまりの裸婦」もそう。
木立、花々、川の流れなど、オーギュスト・ルノワールが描いたかのように、まるで絵具で微妙なトーンを付けているかのように再現してくれます。
鳥たちの囀りや水の流れの音なども鑑賞者の精神に心地よく響いてきます。
映画中、ジャンとアンドレの会話の中に、「パール・ホワイト」や「ミュジドラ」といった名前が出てきますが、サイレント時代の映画スターなんですね。
パール・ホワイトもミュジドラも、「映画千一夜」(淀川長冶・蓮実重彦、山田宏一共著)の中で語られていて、その名を「ルノワール 陽だまりの裸婦」の中で聴けたのには盛り上がりました。

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