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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」~2015年アカデミー賞助演女優賞パトリシア・アークエットは何をどう叫んだか?2015年7月11日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~2015年アカデミー賞助演女優賞パトリシア・アークエットは何をどう叫んだか?

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2015年 米アカデミー賞助演女優賞はパトリシア・アークエットが獲得しましたが、その姉がロザンナ・アークエットで、「デブラ・ウィンガーを探して」という非常に興味深いドキュメンタリー映画の監督をしています。
「デブラ・ウィンガーを探して」はハリウッド女優たちが特に30代、40代、そして50代と年齢を経るにつれて突き当たる困難について描いています。
その「困難」とは、「年齢が上がるにつれて映画でいい役が見つけ難くなること」です。
「年齢」という点では、女優は常に男優より遥かに厳しい立場に置かれ続けており、その傾向は強まるばかりです。
映画でいい役が見つからなくなった映画女優にはどのような道があるか?
1根気強く「映画のいい役」を探し続ける。
2(不本意ながら)テレビドラマ中心に活動する。
3(ほぼ)リタイヤする。
4舞台中心に活動する。
他にも方法がないわけではないですが、だいたいこの4通りに分かれます。
パトリシア・アークエットは「2」の道を選んだわけですね。
2015年 米アカデミー賞助演女優賞獲得のスピーチで「米国も女性に平等を!」と叫び、大きな支持と一部で反発を買ったパトリシア・アークエットですが、それは単に「ギャラ」の問題だけでなく、「女優ないし女性が(いまだに)置かれている立場」に対する叫びだったのだと感じました。

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