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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~スペイン人はししとうをよく食べるからというわけでなく、映画「ペインレス」はなぜ楽しめるのか?2016年4月6日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~スペイン人はししとうをよく食べるからというわけでなく、映画「ペインレス」はなぜ楽しめるのか?

NHK FMの「音楽遊覧飛行」で言ってたんですが、スペインではししとうをよく食べるらしいです。
しかもシンプルな食べ方で。
スペイン料理は好きなのですが、しし唐を使ったものはほとんど食べたことがなく、その日はさっそくスープにししとうを入れてスペン料理気分でした。
しかもガーリックを効かせて。
スペイン料理はガーリックを効かせることが多く、上手く使うとアッという間にスペイン風の一品が。
フアン・カルロス・メディナ監督の「ペインレス」という映画をWOWOWでも2015年8月に放送していましたが、この作品もスペイン内戦が重要なファクターになっている。
フランス・スペイン・ポルトガル合作という映画だけれど、舞台も言語もスペインです。
「痛みを感じない子ども」という設定がポイントで、しかしストーリーは上手くさばけてない。
ところがそれでも結構楽しめるんです。
知名度の高い俳優も出ていないのに。
最近のスペインを舞台にした他のいくつかの映画もそうなんだけれど、内戦というスペイン史上トラウマとなっている時代を素材として、適度な猟奇性とノスタルジーを混入させているのが大きく、さらに知名度が高くなくても俳優たちの存在感が濃く間が持つ。
そしてやはりスペインならではの強力な色彩感覚がありますね。
今挙げた要素ですね、逆に近年の日本映画にはないんだなあ。

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