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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「文学であなたの人生をより強く美しくしましょう」講座~村上春樹はノーベル文学賞獲得に相応しいか?&篠田一士の「二十世紀文学の一級品」10篇。2016年6月21日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「文学であなたの人生をより強く美しくしましょう」講座~村上春樹はノーベル文学賞獲得に相応しいか?&篠田一士の「二十世紀文学の一級品」10篇。

2015年も「村上春樹、ノーベル文学賞逃す」という報道がなされたんですが、「受賞するまで」(笑)こうしたニュースが流れるのでしょうか。
まあ2015年はその前の二年間に比べると騒ぎは少なかった感はありますが、ノーベル文学賞って「今年こそ取るぞ~~」などと盛り上がる類いのものではないというか、作家自身はもちろんのこと、ファンも「取るぞ~~」「取れなかった~」「来年こそ~~」という反応をするようなものではなくて、そうした反応は実に文学的でない、芸術的ではに、美的でない、とわたしは強く思うんですが。
村上春樹が戦後おそらく「最も国際的に成功した日本人小説家」であることは間違いないでしょうが、内容の方は他に匹敵、あるいは凌駕する現代作家がいるのではないか・・・とか論評するのは、熱心な村上春樹読者でないわたしは止めておきましょう。

ついでというわけではないんですが、次に挙げるのは文芸評論家篠田一士が1980年代に文芸エッセイとして発表した「二十世紀文学の一級品」10篇です。

1 マルセル・プルースト「失われた時を求めて」
2 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」
3 フランツ・カフカ「城」
4 茅盾「子夜」
5 ジョン・ドス・パソス「U・S・A アメリカ」
6 ウィリアム・フォークナー「アブサロム、アブサロム!」
7 ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」
8 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ アイルランド」
9 ロベルト・ムジール「特性のない男」
10 島崎藤村 「夜明け前」

日本人としては島崎藤村を入れてますねえ。
ふ~む。

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