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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画俳優演技論」~「チェーン・リアクション」レイチェル・ワイズとケンブリッジ大学。2017年1月14日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~「チェーン・リアクション」レイチェル・ワイズとケンブリッジ大学。

・映画「チェーン・リアクション」のキアヌ・リーブスは実にフラットで、それは演技だけでなく存在そのものにも言えて、観ていてボウッとするようなフラット感があります。
そのフラット感が「チェーン・リアクション」の大味な内容に合っているとも言えるんですが、レイチェル・ワイズだか格違いの濃く細やかなオーラを発揮しています。
「ニュアンス豊か」とも言えますね。
時にロシア文学の出演者のようであり、時に魅惑的な謎の女のようでもある。

レイチェル・ワイズ。

映画「ナイロビの蜂」でアカデミー助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズもケンブリッジ大学出身の女優なのですね。
英国は男性女性問わず、ケンブリッジ大学出身の俳優が多いこと、これまでにもお伝えしていますが、日本で東大・京大出身映画俳優がほとんどいないことを考えれば、ここにも文化度の差が明確に表れているとわたしは思っています。
もちろん俳優と学歴はまったく別物ですが、それにしても最高レベルの大学から俳優になる人材が日本は少な過ぎる。
ケンブリッジ大学は国際的には東大・京大よりも遥かに格上とされているにもかかわらず、多くの俳優を輩出しているのです。
米国でもハーバードやイエールなど最高レベルの大学から映画スターになった例は多い。
ここに文化の地力の格差は明確にあります。

そんなお話を別としても、レイチェル・ワイズは常に魅力的です。
レイチェル・ワイズ主演作の一つとして、ローマ帝国ローマ帝国アエギュプトゥス(ほぼ現在のエジプト)の数学者・天文学者・新プラトン主義哲学者であるヒュパティアを演じた「アレクサンドリア」という映画があります。
天文学者・新プラトン主義哲学者の役です。
しかもローマ時代の人物。
余程の説得力がなければ観ちゃいられないシロモノになる。
レイチェル・ワイズはもちろん美しく高い知性と強靭な意思を持つ古代の学者を魅力的に演じていて、とても観応えある歴史映画となっています。

・PCって怖いですね。
いつでも怖いです。
特にわたしのようにメカに弱いのに、PCで多くの仕事をやっている人間にとっては。

今はlenovoをセカンドPCとして使用していますが、使用時間はとても多く、しかし安価な製品だけに、(う?)という動きも多く、2016年3月初めには(ううううううううう???)という動きをして、と言うか、「動かなくなった」んですけどね。
あ、でもなぜか動くようになった。
一体どんな状態だったのか?
後日またお話しましょう。

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