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末尾ルコ詩D「猫、フリードリヒ」篇。末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~ルーマニア人俳優ザビン・タンブレア主演『ルートヴィヒ』とドイツロマン主義絵画。 [吉高由里子]

★「末尾ルコ 革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉[ハート]

★ 「言葉」で「あなた」はもっと強くなれる。
★ 「あなた」が強くなることで、「日本」はもっと強くなる。
高知から日本の隅々まで、末尾ルコ〈「言葉」による革命〉で、あなた自身があなたの住んでいる場所で「革命戦士の一人」に!

[スペード]現在実験的にブログをつついています。
? その一環としてブログテーマや順位は表示しておりません。

●末尾ルコ詩D「猫、フリードリヒ」篇。

「猫、フリードリヒ」

ああ、それは
憧れの如く
フリードリヒッヒに関する
覚え書き
備忘録

「雪の中の巨人塚」
あるいは「ドルメン」に
「山上の十字架」よ
「海辺の修道僧」は
「樫の森の修道院」とともに

ああ、それは
憧れの如く
フリードリヒッヒに関する
覚え書き
備忘録

高知市薊野にある


・・・・・・

愛しいぼくの素敵なネコは
ぼくの最高の
憧れでもある!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~ルーマニア人俳優ザビン・タンブレア主演『ルートヴィヒ』とドイツロマン主義絵画。


ニュージャーマンシネマの頃はヘルツォーク、ヴェンダース、ファスビンダー、シュレンドルフらが、作家性の高い、あるいはかなりクセのある作風の映画を連発していて、それはなかなか刺激的で、今観てもおもしろい作品は多かった。
そんな時代も今は昔、現在のドイツ映画は、少なくとも日本で公開されている作品たちは、かつての「クセのある」ドイツ映画のイメージとはまったく違い、「誰でも楽しめる」よりエンターテイメント性の高い作りのものが多くなっている。
それはそれで映画として間違った方向ではなく、エンターテイメント性が高く、しかもクオリティも上質な作品が多く、なかなかに楽しませてくれる。
何度か取り上げている2012年のドイツ版『ルートヴィヒ』もその一つで、重厚長大華麗の極みとも言える、ルキノ・ヴィスコンティ『ルートヴィヒ』とはまったく違う路線で制作したのは間違いではない。
ルキノ・ヴィスコンテのようなことができるのはルキノ・ヴィスコンテだけであり、少しでも真似しようとしたら、失笑物となるのは間違いないところだから。
そもそも主人公ルートヴィヒ2世を演じたルーマニア人俳優ザビン・タンブレアがが実物のルートヴィヒにまるで似ておらず、しかしポップなタッチには似合った軽さが際立っている。
ただ、この『ルートヴィヒ』を観て、わたしが一番愉しかった部分は、作品中要所でドイツロマン主義絵画を彷彿させるシーンが出てきたこと。
遠い山の向うの空のその向こうに何かあるような。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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pandan

今日は1日雨のようです〜
by pandan (2016-07-08 06:35) 

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