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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「腋毛文化論」~フランス女優は「腋毛が普通」か?そして日本で腋毛と言えば、あの黒木香。2017年5月1日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「腋毛文化論」~フランス女優は「腋毛が普通」か?そして日本で腋毛と言えば、あの黒木香。

別にわたし自身、「腋毛」にとりたてて興味があるわけではない。
なのにこのところ続けて「腋毛」を話題の一つにしているのは、書き出すと(なかなかおもしろいテーマだな)と感じてきたからだ。

ソフィー・マルソーが日本の洋画専門誌グラビアの中で腋毛を見ていたことが日本人ファンの間で驚きを持って語られたのは、「当時日本でアイドル的人気を博していたソフィー・マルソーに」という点が大きかったわけで、言うまでもなく、当時日本で「アイドルが腋毛を見せる」という事態はあり得なかった。

では「フランス人女優は腋毛を見せるのが普通か?」と問われれば、フランス映画をそこそこ鑑賞する方であればご存知のように、映画の中でも滅多に「女優の腋毛」にお目にかかることはない。
ハリウッド映画であれば、尚更だ。

そう言えば日本ではかつて、「黒木香」というポルノ女優がメディアを賑わして、しかも「横浜国立大生」という当時のポルノ女優としては破格の高学歴だったことでも注目を集めていたが、その黒木香の売り物が「黒々とした腋毛」だったことを記憶してらっしゃる方も多いだろう。
テレビ番組の中で、
「腋毛見せてくれますか」と乞われ、
「ご存分に」などと古風な言い回しを用いつつ腕を上げるというお約束的活躍を見せていたが、個人的には黒木香の腋毛を見て、(嬉しい)と感じたことは一度もなかった。

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コメント 1

hana2017

腋毛…小林信彦のエッセイで、金子修介監督映画「ばかもの」について書かれたものを昨夜読んだばかりでした。
映画は勿論、同名小説も読んでいない上でのコメントとなりますが…。
主演は、期待されつつ女優として今一歩であった内田有紀、意味不明なまま引退をしてしまった成宮寛貴。
主役の男女が10年の時を経て、お互いに変わり果てた姿で再会をする。
左手を失った女は再開直後、男に自分の腋毛の処理を頼む。
タイトルからイメージするキワモノっぽさ、ベタな恋愛物でもない、通常では理解不能な心理状態、二人の関係性に興味を。
映画か原作どちらかは早々に手にとりたいものと思いました。
by hana2017 (2017-05-01 10:24) 

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