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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「スポーツ美学論」~女子テニス界の問題、2016ウィンブルドンで、ガルビネ・ムグルッサ、べリンダ・ベンチッチ早々と敗退。2017年5月9日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「スポーツ美学論」~女子テニス界の問題、2016ウィンブルドンで、ガルビネ・ムグルッサ、べリンダ・ベンチッチ早々と敗退。

2016年ウィンブルドン女子、2回戦までに、ガルビネ・ムグルッサ、べリンダ・ベンチッチ、アナ・イヴァノビッチ、キャロライン・ヴォズニアッキらシード選手が続々敗退した。
ガルビネ・ムグルッサは全仏オープンで初優勝したばかりだし、べリンダ・ベンチッチ、アナ・イヴァノビッチ、キャロライン・ヴォズニアッキは単なるシード選手ではなく、「スター選手」だ。
番狂わせがスポーツの醍醐味に一つたとしても、このところの女子テニス、セリーナ・ウィリアムズ以外のスター選手が早々と敗退するケースが目立ち、決勝へ向けての気勢がもう一つ上がらない。
そう言えば、2016年全豪オープンで優勝したアンゲリク・ケルバーも、次の全仏オープンでは初戦敗退だった。
ここに長い間、「セリーナ・ウィリアムズとマリア・シャラポワ頼り」だった女子テニス界の弱点がある。
「期待の選手」が悉く、いいところまで来たら、その後後退してしまう。
「セリーナ・ウィリアムズが強過ぎる」とはよく言われるけれど、多くのトーナメントで「期待の選手」たちが、セリーナと当たるより遥か以前で負けてしまう姿を多く目にしている。
ではどんな選手が「期待の選手」を破るのかというと、ランキング下位の選手、100位台、200位台の選手たちが金星を上げ、それはそれでエキサイティングとも言えるが、そうした「金星獲得選手」たちは「その試合だけ」という場合が多く、結局は女子テニス界全体が、準々決勝、準決勝、そして決勝と、じりじり期待に胸膨らませる展開にならないわけだ。

それでも世界最高峰のテニス、とてもおもしろいのだけれど、おもしろいのだけれど、

「期待のスター選手」たちには、なお一層奮起を望みたいのである。

[スペード]マスメディアの操作」と「日本人の弱さ」によって膨張した人気者たちは、もちろん本物ではないし、「スター」でもありません。

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