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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「日本人なら必読!谷崎潤一郎10の作品」。2017年8月3日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「日本人なら必読!谷崎潤一郎10の作品」。

末尾ルコ「文学で知性と感性を鍛えるレッスン」

タトウに関する話題が続いているが、日本文学でずばり

『刺青』というタイトルの小説と言えば、

谷崎潤一郎『刺青』!

日本人なら必ず読もう、谷崎潤一郎!

というわけで、谷崎潤一郎、次の10作品は読まねばならない。
そう「日本人なら必読!谷崎潤一郎10の作品」だ。

『痴人の愛』
『卍(まんじ)』
『蓼喰ふ虫』
『春琴抄』
『細雪』
『鍵』
『瘋癲老人日記』
『刺青』
『秘密』
『陰翳礼讃』

あなたは既に、いくつ読んでます?
うふっ♪

谷崎潤一郎の文体は比較的平易で、誰にでも理解できるところが魅力であり、つまりこれは「いかにも難しそうに書く」よりも高等な技術を要する、と常に言えるわけではないけれど、極めて高等な文章技術であることは言うまでもない。
ところで、「小難しい文章」を得意にしている作家や学者さんたちにぜひ試みていただきたいのが、「その内容を中学生に理解できるように欠けるか」である。
本当に文章技術と書いている内容に理解があるのなら、「中学生に理解できるように」書くこともできるはずだが、多分多くの「小難しい」書き手はできないだろう。

というお話はさて置いて、幸いなことに谷崎潤一郎作品、若尾文子主演、増村保造監督で、『刺青』と『卍』が映画化されている。
そう、谷崎作品の主演は、「若尾文子クラス」でなければ本来務まらないのである。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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