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●キアヌ・リーブスの復活と2000年代的でない『ジョン・ウィック』との関係。その3 [「言葉」による革命]

●キアヌ・リーブスの復活と2000年代的でない『ジョン・ウィック』との関係。その3

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

要するに、1970年代までのアクション映画は、その中で主人公の人間性や生活を、それが多くの場合は皮相的でパターン化されたものであっても、まがりなりにもどうにか入れようとしていたし、あくまで「ストーリーの中の見せ場」としてアクションシーンが存在していたわけである。
それが1980年代、シルベスター・スタローンの『ランボー』シリーズ、そしてアーノルド・シュワルツェネッガーの『コマンド―』などにより、70年代までのアクション映画の方法論は極めて影の薄い状況に追いやられてしまった。
いわゆる、「ノンストップ・バトル・アクション映画」の台頭だ。

で、『ジョン・ウィック2』のクオリティについて先に書いておくと、

「基調は70年代アクションであり、そこへ80年代バトル・アクションの要素をいくらか取り入れている」というところなのである。

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