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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「フランス語でロックはけっこうヘンか?ジョニー・アリディの"Hey Joe"」。2017年9月19日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「フランス語でロックはけっこうヘンか?ジョニー・アリディの"Hey Joe"」

末尾ルコ「音楽で知性と感性を鍛えるレッスン」

ジョニー・アリディという人はフランス人のロックミュージシャンで、映画主演もしている。
「フランスにこんなロッカーがいるのか」という感じの、いささかオールドスタイルのロックを平気で謳い続ける人だ。
顔はいかつく、他の人と間違いようのない面相で、そこが映画へも使われる大きな理由だろう。
「Johnny Hallyday / Matthieu -M- Chedid - "Hey Joe"」では、
ジョニー・アリディがフランス語で"Hey Joe"を歌う。("Hey Joe"というフレーズはさすがに英語だけれど)
「世界で最も美しい言語」という評価が定着しているフランス語だが、フランス語を嫌う人も少なくなく、特に男性の喋るフランス語は時に「美しい」とは程遠いと感じることはわたしでもある。
しかし女性の喋るフランス語は概ね信じ難いほど美しく、時に甘い・・・というお話はさて置いて、恐らくフランス語で歌われた"Hey Joe"とか、多くの米国人なら笑うだろう。
元歌を知らなければまだしも、知っておればう~ん、けっこうヘンではある。
「本場」という事実はとても大きいのだろうが、ロックやポップ、あるいはラップ、ヒップホップなども含めたポピュラーミュージックの歌詞として英語ほど相応しいものはない。
逆に言えば、フランス語で歌うミック・ジャガーとかブルース・スプリングスティーンとか、ちょっと考えられないだろう。

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