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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「2016フェドカップ決勝で弾けたフランスのカロリーヌ・ガルシア」。2017年9月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「2016フェドカップ決勝で弾けたフランスのカロリーヌ・ガルシア」。

末尾ルコ「テニス観戦で知性と感性を鍛えるレッスン」

カロリーヌ・ガルシアCAROLINE GARCIA

1993年10月16日生まれと若い。
身長は177cmと、現在の女子テニス界では大きい方ではない。
しかしその褐色のバランスの取れた外見にはハッとさせられる。
くっきりとした顔立ち、黒髪で眉も太い。
そして一点の祖語もないほど整っている。
まるでギリシャ神話の登場人物のようだ。
2016年フェドカップ決勝。
対戦相手はこのところ常勝のチェコ。
しかしカロリーヌ・ガルシアは、ペトラ・クビトバ、カロリナ・プリスコバという格上の強豪を薙ぎ倒す。
これもまた、ギリシャ神話の戦う女神の闘争を見ているかのようだ。

「ガルシア」という名前はもちろんスペイン系だけれど、「フランスの国籍と価値観」をもてば誰でもフランス人だ。
という「自由・平等・博愛」のスローガンは揺らいでいるけれど、パリは「たゆたえど沈むことなし」。

きっとまったく似ても似つかないだろうけれど、カロリーヌ・ガルシアを見ながら、「革命の、自由のアマゾンヌ」と呼ばれたテロワーニュ・ド・メリクールを想起した。

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