SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『タワーリング・インフェルノ』を過去の映画と思ったら大間違いの興奮モノだ!」。2017年10月14日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『タワーリング・インフェルノ』を過去の映画と思ったら大間違いの興奮モノだ!」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

本当に久しぶりに『タワーリング・インフェルノ』を観たのである。
(今観ても退屈するかなあ~、どうせ退屈するだろうなあ~~)などと思いながらも、なにせスティーヴ・マックイーンとポール・ニューマンであるからして、(よし、観てみよう!)となったわけだがあにはからんや、

おもしろい!

一分も退屈しない。
なんだ、これだと『ダイ・ハード』なんかちゃちに感じるじゃないか。
と言うか、『ダイ・ハード』には『タワーリング・インフェルノ』の影響が十分感じられますね。

かつて「パニック映画」というジャンルが世界を席巻していた時代。
『タワーリング・インフェルノ』はその絶頂を記録する作品であるが、登場人物の描き方が「グランドホテル形式」といって、要するに見せたいのは「高層ビル大火災」だけれど、取り敢えず脇役たちの人間模様も描いておこうというお約束に(ふへへ)と苦笑いしていた時代もあった。
が、今『タワーリング・インフェルノ』を観るとそれも新鮮に感じるから、「これは」という映画が再鑑賞、再々鑑賞しなければならない。
もちろん『タワーリング・インフェルノ』には「脇役」といっても、フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズという往年のハリウッドの大大大スターが出ているのみでなく、ウィリアム・ホールデン、リチャード・チェンバレン、ロバート・ボーン、ロバート・ワグナー、エトセトラと、錚々たる面子だし、なにせ

スティーヴ・マックイーン
ポール・ニューマン
そして
フェイ・ダナウェイ

である。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

nice!(12)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 12

コメント 1

hana2017

超高層ビルの落成式当日に起きた火災が発端となる映画「タワーリング・インフェルノ」、事故と事件の違いはあっても・・・ご指摘の通り・・・まさに「ダイ・ハード」との類似性を改めて感じました。
しかし主役がブルース・ウィリスでは、彼がいかにスーパーマン的な働きで犯人たちと対峙したにしても、スティーヴ・マックイーン、ポール・ニューマンの二大スターの活躍、魅力たっぷりであった頃のフェイ・ダナウェイ、そして脇を固める超豪華スター達の共演作とは比べるまでもないのは明らかですね。
派手なアクションシーンなどなくとも、1970年代にあれ程の迫力、スケールの大きな映画が製作されていたのを思い出して・・・懐かしさと新たな感動を。もう一度大きなスクリーンで観たいと思いました。
by hana2017 (2017-10-14 23:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0