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●『週刊ファイト』とインスタントラーメン、抜群の相性。 [「言葉」による革命]

●『週刊ファイト』とインスタントラーメン、抜群の相性。

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

中学から高校にかけての至福の時間の一つが、

『週刊ファイト』を読みながら、インスタントラーメンを食べる時間だった。

おっと、書くんじゃなかったかしら。(←やや後悔している様子)
いやしかし、事実は事実として語る必要がある。
それにしてもなぜ『週刊ファイト』なのか?
読む物は他にもいっぱいある。
夢野久作の『悪魔祈祷書』でもよさそうだし、ダイアン・レインの『見事な脚線美の秘密』(←そんな本ない)でもよさそうだ。
プロレスに関する本にしても、他にもいろいろあったじゃないか。
ところが『週刊ファイト』がラーメンとのコラボにフィットした。
それは「新聞」という形態がよかったのだ。
広げて、置いて、その横にラーメンを入れた丼を置く。
文庫本や厚さのある本ではこうはいかない。
広げたページにある程度の時間を持たしてくれるだけの情報が収められているのもいい。
そして文章の内容も、当時のわたしにはプロレス関係の中では最もおもしろく読めていたのである。

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いっぷく

タブロイド判で、カタログ&PR誌的な他誌と違い、インサイドストーリーが描かれているように見えたんでしょうね。
80年代ごろまでは、やはりタブロイドで、東スポプロレス特集号も出ていたのですが、あちらは団体ごとの選手のランキング以外はとくにこれといった記事もなく、「週刊ファイト」の方が大人の読み物のような気がしました。
ただ当時の私は、もっとえげつない、門茂男氏の連載が好きで、デイリースポーツだったと思いますが、毎週日曜日、駅売りを買ってきて読んでいました。他誌では、日本人レスラーに対して夢を壊さないように描かれていたのに、門茂男氏はそれを見事にぶちこわすエピソード(主に金にがめつい話)を暴露しているのですが、それでプロレスに失望するかというとそんなことはなく、むしろ他誌の嘘くささや物足りなさをうめてくれ、暴露されたレスラーの面白困った魅力にとりつかれてしまう不思議な読み物でした。
今も門氏の本は、アマゾンのマーケットプレイスに出てきたり、図書館で見たりしますが、ホコリとカビがすごいのですけど、著作権をクリアする形で何とかブログで紹介できないものかと思っています。
by いっぷく (2017-01-06 01:51) 

Kiki

本年もよろしくお願いいたします(^^)

by Kiki (2017-01-06 08:03) 

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