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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「1940年代生まれで映画主演連発のカトリーヌ・ドヌーヴとメリル・ストリープから何を学ぶか?蹴散らせ、40歳の壁!!」。2018年1月24日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「1940年代生まれで映画主演連発のカトリーヌ・ドヌーヴとメリル・ストリープから何を学ぶか?蹴散らせ、40歳の壁!!」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

1940年代生まれで映画主演連発のカトリーヌ・ドヌーヴとメリル・ストリープ。
「美魔女」などというXXな言葉とは真逆の見事な年の取り方をしている二人に憧れよう。
そしてもちろん惜しくも『ELLE』でのアカデミー主演主演女優賞は逃したけれどイザベル・ユペールも。
いやいや、特に映画女優は昔から「40歳を超えたら役が来なくなる」場合がほとんどだった。
元々「大人の女優」を尊重する傾向のあるフランス社会ではやや話は違うけれど、それでもそんなフランスでも、40歳を超えて主演作を連発する女優は一握りだ。
それはハリウッドや日本映画界ではさらに顕著な傾向となって表れる。
「40歳を超えたら、母親役しか来なくなった」というよくある話。
これは、「誰かの母親であるという属性のみが描かれる役」という意味であって、「母親であっても女でもある」という役は滅多にないという意味でもある。
その傾向は今、社会の幼児化にともなって、強まっている半面、その傾向に対する「反逆的」女優も多くなっている。

誰か?
それはじっくりお話していくが、わたしたちが応援すべきは、「そんな女優たち」である。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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hana2018

アメリカに住んだ経験はないものの、メリル・ストリープは若い頃から特別美貌と言う程には見えませんでした。
ケビン・クラインとの「ソフィーの選択」では、美人と言う設定ではありましたけれど。。
イーストウッドが監督・主演した「マディソン郡の橋」など、片田舎で刺激を求めた主婦役がぴたりハマっていたくらい。
私の好きなシガニー・ウィバー、グレン・クローズと言った実力派でも脇にまわる側となってしまっている今。
彼女が、RUKOさんが仰る「そんな女優たち」のひとりであるのは間違いありません。
私生活では彫刻家の旦那様とも順調であり、俳優としてではなく彫刻家の妻として日本へも数回来日していたとか。
カトリーヌ・ドヌーヴの活躍ぶり、出演作品の我が国での公開がないのは残念です。文化としての映画より、商業主義。利益優先であるアメリカ同様の映画界の現状が、そうしたところからも垣間見える気がします。
by hana2018 (2018-01-24 16:51) 

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