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●ロシアの脅威に備えるスウェーデンやバルト三国、あるいは2018年1月新ドラマ『anone』『99.9 -刑事専門弁護士-2 』『トドメの接吻』がすべておもしろくなかった件。 [「言葉」による革命]

●ロシアの脅威に備えるスウェーデンやバルト三国、あるいは2018年1月新ドラマ『anone』『99.9 -刑事専門弁護士-2 』『トドメの接吻』がすべておもしろくなかった件。

末尾ルコ「世界情勢とテレビドラマの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

日本では北朝鮮、あるいは中国の軍事的脅威が大きなニュースとなり続けているけれど、欧州、特に北欧やバルト三国ではロシアの脅威が深刻で、最近CNNでもスウェーデンで「戦争に巻き込まれる事態」を想定したパンフレットが470万世帯に配布されるという記事が掲載されていた。
バルト三国でもロシアの脅威に対しての軍事的・心理的備えを整えつつあるという。
島国である日本人にとって、現実にロシアという軍事大国が地続きで存在する国々の人たちの心理に思いを馳せるのもよき精神的訓練になるはずだ。
世界は「日本だけ」でも「東アジア」だけでも「日本とアメリカだけ」でもないことは常に意識しているべきである。

さて、話はがらっと変わって、2018年に入り、わたしはしばらくぶりに民放のドラマをチェックしている。
その動機の一つは、母が若い俳優が好きなので(笑)、「母親サービス」の一つであるということ、そしてもう一つは、最近日本映画のキャスト表を見ても、何と主演級でも「知らない名前」がかなり多くなってきたこと。
現在の邦画に対しての不満は多いが、今後も観続けるのは間違いないところなのに、キャスト表を見て、(この人、誰だっけ??)ばかりではさすがにまずいだろうというところだ。
で、取り敢えず次の3ドラマの第1話を観てみた。

『anone』
『99.9 -刑事専門弁護士-2 』
『トドメの接吻』

結論から言えば、「3本ともぜんぜんおもしろくないことに、あらためて驚いた」である。
「1話目だけじゃ、分からない」という言い分もあるだろうが、わたしとしては、1話目から(次も観たい)という気にさせてくれなければ、とても2話目を観る気にはならない、が常識だ。
1時間枠のテレビドラマを2話分観る時間に映画一本鑑賞できるのだから。

で、少しだけ各ドラマ第1話について触れておくと、

『anone』は「広瀬すず主演」がポイントだったのだが、思わせぶりなフリばかりで辟易させられたことの加え、ショートカットにした広瀬すずの前髪が『ゲゲゲの鬼太郎』のように顔の上半分にかぶさり、持ち前の美貌がよく見えない。

『99.9 -刑事専門弁護士-2 』 は視聴率がいいらしいが、「松本潤=弁護士」という設定は、ファンにはそれでいいのだろうが、ファンでない者にとっては『月曜ドラマランド』レベルに感じられる。
香川照之(←もちろんいい俳優だが)などの、作品に合わせたワザトラ演技も観ちゃいられない。

『トドメの接吻』・・・「タイムリープ」をテーマとするのなら、余程上手く作らねばまったくのれないし、もちろん上手く作られてない。
このドラマは門脇麦目当てというポイントが高かったが、第1話は登場シーンも少ない上に、「イロモノ」的役どころである。

はい。
まあ、どの作品も、『ウルトラセブン』の域には程遠いといったところである。

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いっぷく

私はNHKと、たまに間違ってワイドショーを断片的に見るぐらいで、ドラマは全くわかりません。
たぶん、面白いとは思えないんだろうなあという「先入観」はありますね。おっしゃるように俳優のことがわからないと感情移入できませんし。
でも考えてみると、テレビがつまらなくなっただけでなく、自分の加齢もひとつの原因かもしれません。
子供の頃は、目上の人の芝居ということで、教えていただくという気持ちがあったかもしれません。
が、今は自分より若い人が多くなってしまったので、少し気持ちが変わっているかもしれません。
しかも、自分が見ていた頃主役だった人が脇に回っていると、何かさびしさもありますし。
年齢だけで判断するつもりはなく、私は普段年下の人でも「○○くん」という言い方はせず「○○さん」と呼んでいるんですけどね。
ただ、自分より人生経験を積んでなさそうな奴の苦悩の演技は説得力を感じないとか、正直ありますね。
あとはやはり、ワンクールであっという間に完結、というのが敬遠したくなる理由です。

月曜ドラマランド懐かしいですね。
最初は普通のドラマだったと思いますが、いつしかおニャン子クラブのためのドラマになってしまいましたしね。
ストーリーも、もーれつア太郎とひみつのアッコちゃんを合体させたストーリーとか、善意にいうと一応実験作らしきもの、率直に言うと企画もおふざけという感じでした。でもファンはしっかり見ているので、そのような番組が制作されたんでしょうね。
高校の時の社会の先生に頼まれて、その人が代表を努めていた、ちょっと学校で厄介者扱いされている生徒たちを集めた塾で教えていたことがあったのです。
そこで、私が受け持ったクラスで、おニャン子クラブについて、自分の好みに基づいて特定のメンバーを褒めたり褒めなかったりしたら、具体的に言うと岩井由紀子って何がいいのというような話でしたが、壁越しにそれを聞いていた連中数名が、興奮して壁を何度も叩いていました。ゆうゆファンだったらしいのです。
で、それだけではおさまらずに、その日の講義が終わっても帰らないで私を待ち伏せしていました。え、そんなことぐらいでオヤジ狩りかと。その当時「オヤジ狩り」という言葉があったかどうかはともかくとして(笑)とにかくそういう状況でした。向こうは未成年だから法律に守られていて、こっちは手は出せないし、やられ損ですよ。
私のクラスの子達も、その連中が「怖いから帰れない」と言い出して、そのときは、「もう遅いから帰りなさい」と、その代表が何度も言って返してくれたので事なきを得ましたが、逆恨みしてアイドルに危害を加える奴っていうのはたしかにいるだろうな、と思います。
おニャン子クラブが解散して25年目のとき、私は100枚のおニャン子クラブもしくはメンバーのユニットのレコードジャケットを渡され、それを解説する本を出したことがあります。
そうしたら、25年もたっているのに、Web掲示板では微に入り細を穿つ批評がなされていて、ああいまだに熱心なファンているんだなあと思いました。
by いっぷく (2018-01-24 03:18) 

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