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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌409日目~『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎監督のフィルモグラフィ。~マシュー・マコノヒー『リンカーン弁護士』はいかに「人間のクズ」に鉄槌を加えるか? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月17日(火)手術後598日目 退院後408日目

『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎監督のフィルモグラフィを見てみましょう。



『Calling』(2012年)
『雨粒の小さな歴史』(2012年)
『Plastic Love Story』(2014年)
『愛の小さな歴史』(2015年)
『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(2016年)
『四月の永い夢』(2018年)
『わたしは光をにぎっている』(2019年)
『静かな雨』(2020年)
『蒲田前奏曲 第一番・蒲田哀歌』(2020年)

こうした作品へ出演している俳優たちにも注目していきたいですね。
メジャー系の日本映画は(何これ?)と憤ってしまう作品が多いけれど、インディ系はおもしろいものが多い。
特に最近は強くそう感じてます。

・・・

と、ここで急にハリウッドスターの出演している映画のお話ですが、『リンカーン弁護士』という作品があります。
主演がマシュー・マコノヒー。
『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でアカデミー主演男優賞を獲得したのも記憶に新しいですが、わたしマコノヒーが有名になった頃、この俳優をでくのぼうだと思ってました。
一度思い込んでしまうとなかなかその俳優の出演作を積極的に観なくなるのですが、今ではすっかり好きな俳優の一人。
未見の過去作を観るの、愉しみだなあ~~(笑)。
で、比較的最近観ました、『リンカーン弁護士』。
これは「リンカーン大統領の弁護士」でもなく、「リンカーンという名の弁護士」でもなく、「(車の)リンカーンを乗り回す弁護士」ですね。
でもそのキャラクターは映画の中ではさほど強調されていない。
この映画はつまり、

法の網を抜け出しそうな「人間のクズ」をいかにして処罰するか

という、いわば勧善懲悪の構造を持っています。
と言っても『水戸黄門』的荒唐無稽ワンパターン(それが一概に悪いとは言えませんが)ではなくて、米国の法律の知識を駆使しながら、知的なゲームとしての要素を持ったエンターテイメント作品としてなかなか愉しめます。
この映画に出てくる「人間のクズ」は金持ちのボンボンで、女性を暴行、レイプし、しかも殺害している変質凶悪犯。
一旦弁護を引き受けたマコノヒーは徐々に男が殺人犯ではないかと疑うようになり、それを察知した男は「俺が殺したんだよ」とふてぶてしく告白する。
しかし弁護を引き受けているマコノヒーは守秘義務によって、殺人犯だと分かっていても弁護し続けねばならないんです。
さらにこの凶悪犯、マコノヒーの家族に危害を加えることさえ仄めかし始めます。
この切羽詰まった状況をどう展開し、悪に鉄槌を加えていくか・・・観応えたっぷりです。

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コメント 2

ニッキー

「リンカーン弁護士」かみさんの好きそうな映画です( ^ω^ )
今、上映映画がかなり偏っててかみさんが映画を見に行けてないので
見てなかったら、末尾ルコさんのオススメ映画と
教えてあげなくちゃ=(^.^)=
by ニッキー (2020-11-26 07:38) 

(。・_・。)2k

人を殺した奴が目の前にいても守秘義務で言えないって
なんだか けったいな義務ですねぇ

by (。・_・。)2k (2020-11-26 12:07) 

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