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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~ハリウッドの野球もの、『42』あるいは『ナチュラル』~充実のエンターテイメント映画、五社英雄『陽炎』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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チャドウィック・ボーズマン主演『42』だが、黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの半生を描いた映画で、「42」は現在も全球団永久欠番となっている彼の背番号。
野球はもちろんメディアを通してのスポーツ観戦すべてに対して否定的になったわたしは最早MLB中継なども観ることはないけれど、映画に関してはハリウッド、「野球もの」はよくできている作品が多い。
この『42』も実にスムースに愉しめるし、例えばバリー・レビンソン監督、ロバート・レッドフォード主演の『ナチュラル』とか、ロマンティシズム溢れる作風で非常に愉しめる一本となっている。

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五社英雄監督の『陽炎』は女胴師「不知火おりん」に扮する樋口可南子主演のエンターテインメント映画だ。
この場合の「エンターテイメント」という言葉は多義的で、『陽炎』の場合は、「適度なアクションあり、適度なエロあり、適度な任侠あり、適度な時代物感あり」などが観客を愉しませる要素として2時間弱の中にたっぷり盛り込まれている。
しかしこれら要素が盛り込まれたメジャー映画が昨今の日本に存在するだろうか。
そもそもである、出演者を見てみよう。

樋口可南子
仲代達矢
本木雅弘
荻野目慶子
かたせ梨乃
川谷拓三
竹中直人
白竜
清水ひとみ
うじきつよし
芦屋小雁
高橋長英
夏八木勲
高品格
神山繁
川地民夫
丹波哲郎
岡田英次
北村和夫
岩下志麻
緒形拳

脇役として、芦屋小雁、高橋長英、夏八木勲、高品格、神山繁、川地民夫、丹波哲郎、岡田英次、北村和夫、岩下志麻、緒形拳らが出演している分厚いキャスト。
映画好き、俳優好きにとっては、鑑賞中どこを見ても、(あ、あの俳優が出てる)(あの人とあの人のツーショットじゃないか!)などといった愉しみも持てる。
現在こうした愉しみが成立する映画ってあるか?
これは同時に、「映画をどう愉しむか?」「映画の愉しみ方」の問題でもある。


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『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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スペイドはクスクス笑った。「悪党も下っ端になるほど、派手なタンカを切るもんと見える」とうれしそうに言った。

 『マルタの鷹』ダシール・ハメット
 村上啓夫訳 より

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hana2023

岩下志麻、緒形拳の主役級の俳優が脇にまわって、出演者の中では一時好みであった川地民夫、岡田英次、北村和夫等が気になりました。
ただ北村和夫は息子が二世俳優として、実力の程は不明ながら、やたらと大河に出ているあたり何かなぁ~~って気持ちになるのです。


by hana2023 (2023-06-07 10:56) 

ゆうみ

夏八木勲さんって好みだわ
by ゆうみ (2023-06-07 19:03) 

(。・_・。)2k

豪華絢爛なキャストですねぇ

by (。・_・。)2k (2023-06-07 20:58) 

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