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*甲本ヒロトの豊かな時間。 [末尾ルコ(アルベール)より]

南波志帆は三十歳だというがその少女的甘さと適度なpoetiqueと知性を漂わせる話し方は唯一無二であり、だからこそゲストがビッグネームであっても新人であってもたのしい時間が生まれるのである。
 2月のゲストとして出色だったのがザ・クロマニヨンズの、かつてはTHE BLUE HEARTSの甲本ヒロトだ。
 南波志帆相手に話する甲本ヒロトというバランスも絶妙で、のびのびと語る甲本ヒロトがいかにいい生き方をしているかよくわかった。最近彼が嵌まっているというウィスキーとコーヒーニブを一緒に食べるという方法も実に美味しそうに聴こえたし、何よりも潤沢なレコードコレクションの中からその夜鑑賞するものを選び次々聴いていく時間の過ごし方があまりに美しい。聴いているうちに他にもどんどん聴きたくなり、結局全部聴ききれず朝を迎えるというのもチャーミングだ。
 ザ・クロマニヨンズの新アルバムに「メロディ」と名付けられた歌があるが、これは「小さな恋のメロディ」のメロディだと言ったけれど、南波志帆はその映画を知らなかったのはご愛敬。


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hana2024

「小さな恋のメロディ」は、今から50年前に制作、公開された映画なので、若い人が知らなくても当然です。
当時高校生であった私には、まだ見ぬ遠い国イギリスの人々の生活が新鮮に映りました。トレイシー・ハイドの着るギンガムチェックのワンピース姿は、憧れであり。中産階級と思われる家のダニエルと、労働者階級の娘であるメロディ家の生活ぶりの違い。メロディの家で食べた食事が、ハムだけだったように覚えているが、これはどうかな?
それとひび割れたマグカップでコーヒーを飲む、ジャック・ワイルドのクールさ(笑)
ビージーズの曲と共に、鮮やかに蘇りました。
by hana2024 (2024-03-13 08:43) 

(。・_・。)2k

30歳じゃあ平成生まれですもんね
仕方ないな
by (。・_・。)2k (2024-03-13 16:09) 

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