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吉高由里子とテレビの関係。厚顔無恥なドラマ制作者の一例。 [吉高由里子]

4月27日のTBS「月曜ゴールデン 湯けむりバスツアー 桜庭さやかの事件簿~」という
テレビドラマがたまたまついていたら、
聴こえてくる聴こえてくる、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」がひっきりなしに。
そうかと思うと、今度はカーペンターズの「イエスタデイズ・ワンス・モア」のメロディだ。

この製作者の連中は、よほど音楽を貶めたいらしい。
よほど「天国への階段」という曲が嫌いで、その価値を貶めようとしているのだろう。
あるいは一度もゼップの曲を聴いたことがなくて、
「なんかドラマで使う曲はないか」と命じられたスタッフが
ツタヤで適当に借りてきたCDに入っていたのか。

いずれにしても、この「表現」「芸術」に対するリスペクトのなさ。
これがテレビドラマの現状なのだ。

対して、「情熱大陸」の麻生久美子の清々しいまでの潔さ。
デビュー以来、テレビ番組へほとんど出ることはなく(「時効警察」は別)、
出演映画は50本以上に上る。
吉高由里子が範とすべきは麻生久美子なのだ。

わたしが危惧しているのは、
吉高由里子の事務所の方針として、
ドラマの脇役をいくつかやって、
近い将来「主役に抜擢」を狙っているなどということ。
そのような狙いであれば、
吉高由里子の表現者としての才能は、
大きく足踏みをすることになる。
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