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孤独なカキの物語 恵比寿ガーデンプレイスで映画 9 [小説・孤独なカキの物語]

カキの目の前に立っている者は「すまき」と名乗った。
「でもお間違えなく。簀巻きじゃないわよ。それは殺しの方法ね。お~、コワ!」
す巻きちゃんは細長かった。
細長く、ピンク色だ。
しかし目はつぶら。まつ毛は長くカールしているし、髪形もずいぶんと凝っている。
カキがビックリしたのはその足と脚。
エナメルのような光沢を放つ高い靴の上に見える足首とふくらはぎ、そして大腿部に至るラインを見て、カキはかつてないフィーリングにとらわれた。
「コレ、ナンテフィーリング?」
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