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映画と実人生を完璧に「違うもの」と思う人たち [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

●美を理解するのも美学、美を実践するのも美学。美を理解していても美を実践できていない人は、本当に美を理解しているのだろうか?
(美学に関するわたしの考察をフレーズとして書いていきます。同じフレーズが出るときもあるし、変わり、進化することもあります)

かつて中野翠が、「映画というものは最高の美術やファッションのセンスを総合したものなのに、それに関係する評論家などに野暮ったい人が多いのはいただけない」という趣旨の発言をしていたと記憶する。
わたしもおおむね賛成である。
最近はだいぶ変わってきたが、確かに以前の「映画評論家」と言われる人たちには「え~」と内心思うようなセンスの人が多かった。
と言うか、もともとセンスなど持ちあわせてないというか。
今でも地方などでは「服装などどうでもいいよ」という映画マニアの姿を見かけることが少なくない。

思うのだが、そのような人たちは「映画は映画」あるいは「映画は観るだけのもの」ということで、はっきりと線を引いているのではないか。
しかしそれはやはりいただけない。
別に「映画と実人生を混同しろ」とか「登場人物と自分を混同しろ」とか言いたいのではない。
なぜ映画で得たものを少しずつでも自分に反映させられないかということだ。
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ゆき

ご訪問いただきましてありがとうございました。
by ゆき (2009-09-28 08:27) 

末尾ルコ(アルベール)

こちらこそ。

これからもよろしくお願いします。

                            末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-09-28 08:45) 

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