吉高由里子、仲里依紗、佐々木希、顔のライン。「ＪＩＮ」の大沢たかお

「ＪＩＮ」がまずますだったのは、ひとえに大沢たかおの的確な芝居による。
彼はれっきとした「映画俳優」だが、個人的には非常に物足りない存在感・芝居しか記憶にない。
たいがい「ぬるい」パフォーマンスに終わるという印象がある。
ひょっとしたらその「ぬるさ」が大沢たかおのよさかもしれないが。
ところが「ＪＩＮ］では人間味と適度な厳しさを感じさせて、観ていて心地よかった。
テレビドラマでは普段若い俳優たちの「薄い」芝居を観なれているので、余計そう感じたのだろう。
これを以て大沢たかおは「テレビ向き」だなどと無体なことを言うつもりはないが。

佐々木希の美貌を「完璧」とは言わない。
顔の輪郭にやや甘さがある。
それは北川景子の輪郭にも同様に認められるものだ。
しかし人間の容姿などというものは、ときに小さな「甘さ」「欠点」というものが「美点」に転ずることはよくあるのだ。
ちなみに今すぐに「パーフェクトに近い顔のライン」ということですぐ心に浮かぶのが仲里依紗と吉高由里子である。
これは厳密にリストアップして選んだわけではないので、もちろん他にもいると思う。

タグ：吉高由里子 映画 アート 「仲里依紗」 佐々木希 「ＪＩＮ」

コメント 2

パーフェクトに近い顔のラインの条件は何ですか？また、「甘さ」がマイナスになるのは何故ですか？
by エトワール (2009-10-16 11:12) 

その件は記事で書いていきますが、「バランス」です。しかしわたしは「女優」として、という点を言っているのであって、「モデル」などは条件が違うでしょう。
「マイナス」になるのは、大きなスクリーンで2時間前後映画を引っ張れないからです。しかしこれも映画の内容などにもよりけりです。
基本的に「スクリーンへどう映るか」をイメージしていますので、「一般の女性として魅力的かどうか」などとは別の話です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ（アルベール）
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-10-16 11:26)