「明るい」「暗い」の対立 カラヴァッジョの愛した場所 「カラヴァッジョ」ティモシー・ウィルソン=スミス著 宮下規久朗訳 西村書店 [ルコ的読書]
いつからだろう、現代の日本人は、「明るい」に大きな価値観を置くようになった。
人間を「明るい」「暗い」に分類し、「暗い」と烙印を押された人間に対して、マジョリティのつもりの「明るい」と称する人間たちが平気で差別する世の中が長く続いて来たし、もちろん今も継続中である。
しかし神経症的に、あるいは思考停止的に「明るい」の側にいようとする人間たちには、生涯かかっても見えない景色があるものだ。
彼は、常に戸外の空気の中で制作19世紀の風景画家とは逆に、壁の左上から一条の光が差す薄暗い穴蔵を愛した。
「カラヴァッジョ」ティモシー・ウィルソン=スミス著 宮下規久朗訳 西村書店
人間を「明るい」「暗い」に分類し、「暗い」と烙印を押された人間に対して、マジョリティのつもりの「明るい」と称する人間たちが平気で差別する世の中が長く続いて来たし、もちろん今も継続中である。
しかし神経症的に、あるいは思考停止的に「明るい」の側にいようとする人間たちには、生涯かかっても見えない景色があるものだ。
彼は、常に戸外の空気の中で制作19世紀の風景画家とは逆に、壁の左上から一条の光が差す薄暗い穴蔵を愛した。
「カラヴァッジョ」ティモシー・ウィルソン=スミス著 宮下規久朗訳 西村書店
こうみえて
ネクラですか…じつは…
by ねこじたん (2010-05-20 09:09)
ねこじたん様
「ネクラ」と言われる中にも、いろんな人がいますよね。
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2010-05-20 11:23)