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「源氏物語 千年の謎」と恋と批評 その4   [生と死のためのアート]

そして光源氏役の生田斗真だけれど、この人をどう評価するか?
生田斗真はかなり以前から「俳優として、映画、舞台を中心でやって行く」という決意のほどをメディアにもはっきりと語っており、まあわたしはそういうスタンスの人は応援したくなるんです。

で、生田斗真の映画出演だが、まず「人間失格」の主役に抜擢されたのには少し驚きましたね。
太宰文学の代表作に経験の少ない俳優を…というのがあったけれど、まあ映画俳優は必ずしも経験が作品の質に貢献するわけではないですからそれはよしとして。
でもやはり「人間失格」の中の生田斗真は物足りなかった。
監督が醸し出そうとしていた退廃ムードに溶け込めてなかったですね。


次に主演映画として観たのが「ハナミズキ」。
新垣結衣との共演映画です。
こちらは「人間失格」の時よりもずいぶん進歩が見られたですね。
ストーリーはかなりお粗末なものだったですが、いや、お粗末なストーリーだったのがよかったのかもしれないけれど、生田斗真が映画全体の流れの中に違和感なく存在していた。

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