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〈「言葉」による革命〉・・・「花子とアン」だけでなく、子役と「ベタ」の問題。2014年5月3日 [「言葉」による革命]

●昭和の時代から日本人は基本的に「ベタ好き」だったけれど、近年は「ベタが標準」「ベタ以外あり得ない」「ベタが圧倒的マジョリティ」「ベタ一色で恥ずかしくない」といった人たちが増えているのではないか。
社会から「細かなニュアンス」を感知できる人たちが減り、「考えなくていい」浅薄な情動へと引き寄せられているように感じる。
最近よく取り沙汰される「ポエム化」という現象も、「ベタが標準」「ベタ以外あり得ない」「ベタが圧倒的マジョリティ」「ベタ一色で恥ずかしくない」といったメンタリティの人たちが増えていることによるのではないか。
映画館へ行けば、日本映画の多くが「癒し」か「お涙頂戴」。
テレビを点ければ、子役たちができもしない感情表現を「ここぞ」とばかり力んでやっている。
そんなものばかり観ていたら、そりゃあ外国の入念に演出された映画や、細部まで配慮の行き届いた文学が理解できるわけがない。


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