沢尻エリカ「ファースト・クラス」奈々緒と「一反木綿」？？

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●「ファースト・クラス」はまずまずおもしろいですね。
沢尻エリカ以外の出演者が、佐々木希、田畑智子、奈々緒、板谷由夏ら。
奈々緒など演技経験の乏しい女優も上手い使い方をしている。
もちろんストーリーは「裕福ではないけれど情熱たっぷりの健気な努力家の女性」が周囲の妨害を浴びながら成長し、上昇して行く、というベタそのもの。
深夜帯の連続テレビドラマという枠で、「ベタ」をどう料理して提供するか、ということですね。
「ファースト・クラス」はまず「沢尻エリカ主演」で目を引き、後はそこそこの俳優をキャスティングする。
「作品にとって本当に必要でキャスティング」というのは一部映画の世界の話で、テレビドラマの多くは「事務所の力関係」でキャスティングされていることは言うまでもありません。

●ともあれ、「ファースト・クラス」は「夜更けのひととき、なんちゃって女バトルの世界で楽しんでもらおう」という感じでしょうか、制作意図としては。
出演者の中では奈々緒がちょっとした異彩を放っています。
「背が高い」、というよりも「ひょろ長い」と表現した方がピタリと来るあの全体像。
顔ものっぺりした印象が強く、これは些か失礼な表現ですが「俳優は容姿も評価される」ということで堪忍していただいて、わたしは奈々緒を見ていると「一反木綿」を思い浮かべてしまうんです。
「一反木綿」って分かりますかね？
伝統の妖怪のひとつ。
長さ「一反」はあろうかという木綿状の妖怪で、空を飛んでいるとの伝承が。
「ゲゲゲの鬼太郎」の登場妖怪としても知られていますね。
いや、それだけのことですが。
奈々緒がちょっと一反木綿的だと感じた。
それだけのことさ。

●とは言え、「ファースト・クラス」の中の奈々緒、概ねヘンな感じなんですが、時に（綺麗だな）と感じる瞬間もあります。
他にあまりない容姿は強力な武器になる場合がありますから、奈々緒は使われ方次第でおもしろい存在になるかもしれません。


「吉高由里子を映画館で観よう！」
「綾野剛のファンであれば、さあ、出演映画を観よう！それが綾野剛が活躍できる社会への一歩となる」


推薦映画

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ライアン・ゴズリング主演「ドライヴ」（すごくヴァイオレンス）
末尾ルコは、レア・セドゥ主演「アデル、ブルーは熱い色」（配給　コムストック・グループ）を大応援しています！
「アデル、ブルーは熱い色」は、２０１４年４月５日より、BUNKAMURAル・シネマで日本公開

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