NHK「ラストデイズ」でシンクロする勝新太郎とオダギリジョー、西島秀俊。

「末尾ルコ　革命広場」/〈「言葉」による革命・「美」による革命〉

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●勝新太郎の生涯や映画に対する情熱をオダギリジョーが追う、という形で迫ったNHK「ラストデイズ」を観ました。
ナレーションが西島秀俊と豪華。
ただ「豪華」というだけでなく、意味深い組み合わせです。

※ところであなたは勝新太郎についてどんなことを知っていますか？

●勝新太郎の生涯や映画に対する情熱をオダギリジョーが追う、という形で迫ったNHK「ラストデイズ」。
あなたは勝新太郎について知っているだろうか。
今活躍している第一線の俳優たちの間でも信奉者が多いのが勝新太郎です。
「ラストデイズ」でオダギリジョーがそうであることが分かりましたが、ナレーションの西島秀俊もそうである可能性が高い。
かつて伊藤英明や市川海老蔵も勝新太郎のライフスタイルに対する憧れを口にしていた。
より「自由」に見える勝新太郎の雰囲気が現在の俳優たちを惹きつけるのだろうけど、「ラストデイズ」ではそんな勝も大きな苦悩を抱えながら生きて来たことを示唆しています。

●わたしは実は勝新太郎をさほど好きではない。
稀有な映画スターとしてリスペクトはしているけれど、「勝新じゃないと～」というまでの思い入れはない。
日本映画史上に輝く「座頭市」シリーズにももう一つ乗れません。
これは勝新太郎がどうこうと言うよりも「好み」の問題かもしれない。
「座頭市」も勝新太郎もわたしにはねっとりと纏わりつき過ぎるタイプのように感じる。
大映のニ大スターと呼ばれた市川雷蔵の超然性を愛しているものですから。
ただ、「ラストデイズ」で、オダギリジョーや西島秀俊の「もがき」と勝新太郎の「もがき」がシンクロしている部分は非常に興味深かった。


「吉高由里子を映画館で観よう！」
「綾野剛のファンであれば、さあ、出演映画を観よう！それが綾野剛が活躍できる社会への一歩となる」


推薦映画

ジェニファー・ローレンス主演「ウィンターズ・ボーン」（かなりヴァイオレンス）
ライアン・ゴズリング主演「ドライヴ」（すごくヴァイオレンス）
末尾ルコは、レア・セドゥ主演「アデル、ブルーは熱い色」（配給　コムストック・グループ）を大応援しています！
「アデル、ブルーは熱い色」は、２０１４年４月５日より、BUNKAMURAル・シネマで日本公開

タグ：アート 勝新太郎

コメント 1

西島秀俊さんがナレーションしてたのですね、
観たかった。
by pandan (2014-05-09 08:05)