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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「フランス映画女優論・演技論」 映画「タイピスト!」のキュートなデボラ・フランソワをご覧あれ!2015年1月4日 [「言葉」による革命]

●現在のフランス映画界、「若手女優」という括りで語れば、レア・セドゥが一頭地抜け出た感があります。
フランス映画界のとてつもないサラブレッド的存在であることはデビュー当時から揶揄も含めて大きな話題となっていましたが、「アデル、ブルーは熱い色」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したことで一気に「芸術的実績」まで達成してしまった。
もともと容姿、女優オーラなどあらゆる要素に恵まれていたレア・セドゥが、「アデル、ブルーは熱い色」によって「問答無用」の存在になったのです。
とまあそんなことを書きながら、「現在フランス若手女優概観」なんぞを試みようと考えたのだけど字数も増えて来たので(笑)ここではデボラ・フランソワのお話を。
デボラ・フランソワDéborah François 1987年5月24日生まれ。ベルギーはリエージュの出身。
ベルギーのダルデンヌ兄弟による映画「ある子供」で国際的知名度を得ます。
「ある子供」はカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得しています。
ダルデンヌ兄弟はカンヌの常連監督ですが、創る作品は社会の中で厳しい状況に置かれた人間に生じる「事件」そして「心情」を、登場人物を絞り、短い時間で分かりやすく表現します。
「ある子供」で大きな注目を集めたデボラ・フランソワはその後も活躍の場を拡げ、「譜めくりの女」ではフランスのスター女優カトリーヌ・フロとダブル主演の形で共演。
この作品もフランス映画らしい、簡潔でクールなサスペンス映画です。
そして打って変わって、デボラ・フランソワのキュートな魅力が満開なのが「タイピスト!」。
「タイピスト!」も「フランス映画らしい」としか言いようのない、小粋な世界を見せてくれます。

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つむじかぜ

「タイピスト」に同意!
by つむじかぜ (2015-01-04 00:24) 

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