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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画で強靭さと美を手に入れる講座」~映画俳優の容姿・・・ニコラス・ホルトを例に。2015年1月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画で強靭さと美を手に入れる講座」~映画俳優の容姿・・・ニコラス・ホルトを例に。

映画俳優、特に主演を任される映画俳優の最大の条件と言ってもいいのが「アップに耐えられる顔」です。
ただ「アップに耐えられる顔」というフレーズはいささか「引いた」表現であり、もっと積極的に言うのであれば、「大スクリーンで画になる顔」ということです。
いかにワイド画面のテレビを家庭に備えて「ホームシアターだ!」などとのたまおうが、映画館のスクリーンのデカさに太刀打ちできるわけもない。
本物の主演級映画俳優は、あの巨大スクリーンへ映し出された瞬間にわたしたち観客が(おお!)と心から納得する顔でなければならない。
それはもうただ単に顔立ちが整っているとか、そういうレベルではなく、特別な「映画俳優オーラ」を持った人でないと間が持たないんです、大きなスクリーンでは。
だからモデルが映画俳優になろうとしても滅多なことでは上手くいかない。
それは「演技ができないから」だけが理由ではなく、ほとんどのモデルは「映画俳優オーラ」を持つことができないからです。
ズバリ言って、「テレビでの人気者はテレビでの人気者」です。(重なる場合もありはしますが)
で、「ウォーム・ボディーズ」のニコラス・ホルトですが、なかなか映画的な容姿をしている。
身長が約190㎝というのはさて置いても、クセのある特異な顔立ちがいい。
特に目が効いている。
日本で昨今軽く「イケメン」という顔立ちではないんです。
それがゾンビでありながら人間の姿を留めているという特殊な役に説得力を与えているのが「ウォーム・ボディーズ」です。

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