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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画女優演技論」~「問題のあるレストラン」高畑充希の的確な使われ方。2015年6月26日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画女優演技論」~「問題のあるレストラン」高畑充希の的確な使われ方。

♪グラミー賞 メアリーJブライジと歌ったサム・スミスの声ときたら!

さほど視聴率も高くないという「問題のあるレストラン」ですが、わたしはまずまずおもしろく観ています。
坂元裕二脚本のドラマの中ではおもしろい方です。
ただ、このドラマの二階堂ふみを「本当の二階堂ふみ」だとは思っていただきたくない。
二階堂ふみの圧倒的なポテンシャルはテレビドラマでは今後もなかなか生かせないでしょう。
「生粋の映画女優」です。
「問題のあるレストラン」は出演者の生かし方がなかなかいいです。
わたしは「問題のあるレストラン」で高畑充希「オープニングクレジットで二階堂ふみと並んで載っている」点を批判したわけですが、しかし回を追うごとに「上手い使われ方」をしていることが見えてきました。
もちろんキャラクター的には「いかにもテレビドラマ」なベタ、つまり「言動がとても軽く、男に媚を売り、しかも一人でベラベラ喋りまくって、周囲に軽く見られている、ないし嫌われているけれど、実はその辛さに耐えながら生きている」という感じなんですが、高畑充希の容姿や表情に合っているのでそこそこ楽しめるわけです。
少なくとも「まっしろ」の堀北真希よりも「問題のあるレストラン」の高畑充希の方がずっと楽しめる。
俳優は「チャレンジ」しないと、いい素材も腐ってしまいます。

♪グラミー賞 メアリーJブライジと歌ったサム・スミスの声ときたら!


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