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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~2015年カンヌで嬉しいルーニー・マーラ受賞と、「カンヌの権威」を肯定しよう!2015年11月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~2015年カンヌで嬉しいルーニー・マーラ受賞と、「カンヌの権威」を肯定しよう!

2015年カンヌ国際映画祭コンペティション部門の主要部門受賞結果は次の通りになりました。

長編部門
パルムドール
「DHEEPAN」Jacques AUDIARD監督。

グランプリ
「SAUL FIA (SON OF SAUL)」 László NEMES監督

監督賞
HOU Hsiao-Hsien監督「NIE YINNIANG (THE ASSASSIN)」

脚本賞
Michel FRANCO の 「CHRONIC」

女優賞 Ex-aequo
Emmanuelle BERCOT (「MON ROI」 MAÏWENN監督)
Rooney MARA (「CAROL」Todd HAYNES監督)

男優賞
Vincent LINDON (「LA LOI DU MARCHÉ (THE MEASURE OF A MAN)」Stéphane BRIZÉ監督)

審査員賞
「THE LOBSTER」Yorgos LANTHIMOS監督

はい。

ホウ・シャオ・シェンの「NIE YINNIANG (THE ASSASSIN)」は妻夫木聡が出演している作品です。
個人的にはこの受賞結果の中でルーニー・マーラの女優賞受賞が嬉しい。
ルーニー・マーラって、線が細いようでいながらハードである独特のムードを今は醸し出しています。
なかなか他にいないんですよね、こんなムード。
カンヌ映画祭の受賞作品が必ずしも日本で公開されるわけではないけれど、「カンヌ受賞作」とクレジットされている作品はぜひできるだけ観てほしい。
中には(何でこれが?)と憤激したくなる映画もあるけれど、カンヌ映画祭が権威として存在することで「芸術としての映画」が広く認識され、さらに多くの「本国では正当な評価を受けていなかった」映画監督や俳優たちを見出し、世界の舞台へ押し上げ続けているという実績は他のどんな映画祭、やメディアにもできないものです。

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