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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」~67歳を迎えていまだ魅力十分のナタリー・バイ「ママはレスリング・クイーン」感想。2016年1月15日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~67歳を迎えていまだ魅力十分のナタリー・バイ「ママはレスリング・クイーン」感想。

戦う女。
戦う男。
戦う人間。

仕事においても生活においても
「戦い」をどう認識するかが重要なのです。

さてかなり期待して観たジャン=マルク・ルドニツキ監督の「ママはレスリング・クイーン」という映画。
スーパーのレジ打ちをしている女性たちが現状打破を志してプロレスを始めるというストーリーで主要な登場人物の中にナタリー・バイも出ているから(これはなかなかに違いない)と思ったけれど、ぜんぜん「なかなか」ではなかった。
プロレスを始める女性たちのエピソードがあまりに大雑把で何ら感情移入できず、肝心のプロレス描写も甘々だ。
数カ月の練習でリングへ上がるというのはフィクションならではのご愛敬としても、「プロレスは芝居」というスタンスから始まったのにクライマックスではそうでなくなる。
プロレスというのは扱いが簡単ではないのです。
まあでもナタリー・バイを観られただけでもよしとすべきですね。
1948年7月6日生まれのナタリー・バイ。
ジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーなどの映画でもお馴染み。
2015年に67歳に手が届くナタリー・バイが、最先端の映画監督グザヴィエ・ドランの「わたしはロランス」などにも出演しているし、現在でもトップ女優として大活躍なのがうれしい限り。
ナタリー・バイ。
ご存知でしたか?
「素敵に年を重ねる」見事な例としても、ぜご贔屓女優に!
それにしてもジャン=マルク・ルドニツキ監督、ちとプロレスを舐めてるね。

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Labyrinth

(^_^)ノ はい
 「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ (1999)」の彼女が大好きです♪
by Labyrinth (2016-01-15 00:30) 

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