SSブログ

「言葉」による革命・「美」による革命  「末尾ルコ 革命広場」/「末尾ルコ 会話芸術」高知(土佐)薊野より全国、世界へ 『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その103。プチ土佐弁講座付。2015年8月16日 [『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』]

●『驚異のはちきん小説!「はちきん」と呼ばれる女』その103。プチ土佐弁講座付。

▲「帯屋町と薊野で漂流」

(お~の、こいたあらあ、恥かかせるなちや!だいたいそんなこと言いよったら、おんちゃんらあが怒りにくるじゃいか!ああ!いかん!コロっ子が店へ入りかかっちゅうじゃいか!)

 そう。
 行進の先頭付近にいるパオパオコロっ子の勢いを増した足取りの先には明らかに大西時計店があった。
(ヤバい!あいたあが時計屋らあへ入ったら、何言いだすか分からんちや!)
 はちきんは最後尾付近から大声を出す。
「こりゃこりゃ、コロっ子!そこへ入ったらいかんぜよ!」
 という注意喚起も虚しく、どうやら「マニタンゴ!、マニタンゴ!」のシュプレヒコールに掻き消され、コロっ子の耳にはちきんの声はまったく届いていないようだ。
「い~~ち~~~ばん!」
 遂にパオパオコロっ子は大西時計店内に足を踏み入れてしまった!


※この小説は(もちろん)フィクションです。

※とっても可愛いのに何をやっても上手くいかないヘンなぼっちゃんを応援しよう!

nice!(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 22

トラックバック 0