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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~「007」の話はさて置いても、常にダニエル・デイ・ルイスの凄まじい演技は語らねばならない。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~「007」の話はさて置いても、常にダニエル・デイ・ルイスの凄まじい演技は語らねばならない。

まあジェームズ・ボンドになろうがなるまいが(笑)、ダニエル・デイ・ルイスの出演作品は常に鑑賞、再鑑賞、再々鑑賞するべきものが多いです。
そのハイライトは何と言ってもポール・トーマス・アンダーソン監督の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」。
「悪」。
しかも「デカく、けれどセコイい悪」。
その存在をド迫力で演じるダニエル・デイ・ルイス。
わたしは確か名古屋の映画館で「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を観たのですが、ぶっ飛びました。
映画自体もとんでもない破壊力だった。
聖書的風景の中、黒く太い口髭を蓄えたダニエル・デイ・ルイスがサタンのように観客に迫る。
DVDなどで鑑賞しても圧倒的なクオリティは伝わってくるでしょうが、本来はここまで凄まじいダニエル・クレイグの演技は大きなスクリーン以外では考えられない。
単純なことですが、「俳優のスケール」と「画面の大きさ」は深く深く結び付いている。
大スクリーンで相応しいスケールの映画俳優。
これは本当に「選ばれた人」なのだから、映画、あるいは芸術文化を愛する者なら大切にしなければならない。

前にも書いていますが、この「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のダニエル・デイ・ルイスは2012年4月の英Total Film誌で発表された「映画史に残る演技ベスト200(The 200 Greatest Movie Performances of All Time)」でジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロに次いで3位にランクされています。

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pandan

今日はお天気良くなるみたいで
洗濯物が助かります。
by pandan (2016-06-10 05:59) 

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