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〈「言葉」による革命〉・・・2016年10月22日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画女優辞典」~2016年必見!「キャロル」ルーニー・マーラの陰性な魅惑。

トッド・ヘインズ監督はジュリアン・ムーア主演の「エデンより彼方に」が素晴らしく、そして2016年日本公開の映画として「キャロル」は必見の一本です。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラがレズビアンのカップルを演じるとなれば、映画館へ飛んで行くべき。

ところが高知を含め、2015年末時点で「キャロル」上映の予定がない地方が少なからずあります。
「大都市‐地方」格差は経済だけでなく、文化面も極めて大きい。
経済以上に文化面が大きいかもしれないし、文化と経済はかなり強く結び付いているのかもしれない。
ところでルーニー・マーラはデヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」で、それほど大きな役ではないに関わらぞ、大きな注目を浴びた。
パッと華やかなタイプではないのですね。
ハリウッドのスター女優には珍しく、非常に陰性の雰囲気を漂わせている。
ルーニー・マーラがはしゃいでいる姿とか、大笑いしている姿とか、あまり想像できない。
そこが貴重なのです。
それなのに順調にハリウッドスター女優の座にいる。
2015年で30歳。
「上品なイメージ」をかなぐり捨てて挑んだ「ドラゴン・タトゥーの女」は、ダニエル・クレイグともども素晴らしかった。
スウェーデン版のオリジナルもよかったけれど、勝るとも劣らぬ出来がデヴィッド・フィンチャー版であり、オリジナルで主演したノウミ・ラパスと比べると、端麗な容姿、美しいプロポーションである分、映画に耽美的な魅惑が加わった。
そんなルーニー・マーラの「キャロル」。
誰が観ずにおらりょうか?

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