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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「音楽であなたの人生をより強く美しくする」講座~「音楽を観る愉しみ」、たとえばエスペランサ・スポルディング、84回日本音楽コンクールピアノ部門の黒田哲平。2016年11月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「音楽であなたの人生をより強く美しくする」講座~「音楽を観る愉しみ」、たとえばエスペランサ・スポルディング、84回日本音楽コンクールピアノ部門の黒田哲平。

「音楽は音楽である」
正しいです。
「音楽は音だけ聴けばよい」
正しいです。
しかし「音以外」にも心を配ることで、音楽の愉しみはさらに増幅します。

ただですね、「アイドル」とか「ヴィジュアル系」とか、「音以外が主」が音楽業界の中心にいてはいけませんが。

それはさて置き、クラシック音楽やジャズでさえも、「見た目」は馬鹿にできない。
現代ジャズ界のミューズ エスペランサ・スポルディングの端麗な美貌に魅了されない人は少ないでしょう。
無論ポピュラー音楽と違い、「音楽あっての見た目」が原則です。
エスペランサ・スポルディングとまったく同じ音楽を、エスペランサ・スポルディングとまったく異なる外見のミュージシャンが作り演奏したとしても「ジャズ界のスター」となれるでしょう。
しかしその上で、「エスペランサ・スポルディングの容姿」があれば、わたしたち音楽ファンはより豊かにそのパフォーマンスを愉しむことができる。
これは事実です。
クラシック音楽の歴史に目を転じてみれば、フレデリック・ショパンが極めて端麗な美貌を誇る男性だったことはよく知られています。
当時ショパンの演奏会に足を運んだ人たちが、もちろんそのあまりに美しい調べに加え、ショパンの美貌にも陶然としていたであろうことは容易く想像できます。

容姿の美しさだけでなく、演奏者の楽器を扱う指、腕、脚などの動きも「音楽」の愉しみです。

例えばNHK BS「クラシック俱楽部」で
第84回日本音楽コンクールピアノ部門本選会が放送されたのですが、わたしは2位に入賞した17歳の黒田哲平の演奏に見入ってしまいました。
2015年10月に東京オペラシティコンサートホールで行われた演奏。
もちろんコンクールですから、「一流を目指す人たち」の集いであるし、わたしは専門的に演奏技術が理解できるわけではありません。
けれど黒田哲平の一心に鍵盤に向かう姿、波打つように動くその腕。

「音楽を観る愉しみ」にあらためて触れた気持ちになったのです。

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