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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「ホラー映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~「ダークハウス」がまったく怖くなかっただけに、「セブン」「ジェサベル」「悪魔が棲む家666」そして「ヘルハウス」を思い出してしまった話。2017年1月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「ホラー映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~「ダークハウス」がまったく怖くなかっただけに、「セブン」「ジェサベル」「悪魔が棲む家666」そして「ヘルハウス」を思い出してしまった話。

・「怖くない
本当に怖くない
こんな怖くないことは
はじめてだ」

とまではいかなかったけれど、怖くなかった、実に怖くなかった、と言いますか、「何もなかった」と言ってもいい。
そんな映画が「ダークハウス」。
いやほんとに怖くなかった。
ちなみに
「怖くない
本当に怖くない
こんな怖くないことは
はじめてだ」
というフレーズ。
映画「セブン」公開時のテレビスポットのフレーズをパロディしてみました。

「セブン」は本当に怖かった。
超満員の映画館で観たけれど、それでもとても怖かった。
ナイン・インチ・ネイルズの「Closer」が流れ、いびつな文字が揺れながら浮かび上がる。
その時点で既にかつてないほどゾクゾクしていた。
さすがデヴィッド・フィンチャー監督。
最近では「ゴーン・ガール」も映画館でしか味わえないゾクゾクがあったけれど、フィンチャー以外ではなかなかいないのです、そんな作品ができる監督。

「ダークハウス」はねえ、B級・C級ホラー映画にはさほど期待していないけれど、ちょいちょいチェックしてみたくなる。
時に「当たり!」があるんです、「ジェサベル」とか「悪魔の棲む家666」とか。
監督はウィル・キャノンで、出演はマリア・ベロ、フランク・グリロ、コディ・ホーンら。

廃墟で5人の若者が惨殺される。
若者たちは心霊関係の調査をしていたようだ。
生存者は一人。
その男が何を語るか?
ホラーのようで実はサスペンススリラーであるという展開よりも何よりも、「怖がらせよう」という部分にまったく新味なく、90分足らずの映画がだらだらと長く感じる。
出演俳優たちに魅力が乏しいことも致命的です。
一人でも「観続けたくなる」俳優が出ておればまったく違いますが、「ダークハウス」にはそれもない。
「ジェサベル」のセーラ・スヌークとか「悪魔が棲む家666」のアリシア・デブナム・ケリーとかこの辺りは(他の出演作も観たい!)と思わせる魅力がありましたが。

かつて「エクソシスト」が世界を衝撃の渦に巻き込んでいた時代、とてもそんなレベルじゃないけれど、英国映画「ヘルハウス」も日本ではなかなか人気がありました。
「ヘルハウス」に霊媒師役で出ていたのがパメラ・フランクリン。
忘れ得ぬオカルト・ヒロインの一人です。

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