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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「花とガーデニング」論~「花おりおり」という本に載っていた、「反魂の術」に使われていた(らしい)「ハンゴンソウ」とは。2017年2月2日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「花とガーデニング」論~「花おりおり」という本に載っていた、「反魂の術」に使われていた(らしい)「ハンゴンソウ」とは。

・「花おりおり」という朝日新聞社から出ている本があって、文は湯浅浩史、写真が矢野勇。
花に関する本は無数に出版されているけれど、「花おりおり」はとても素敵なクオリティの一冊です。
今日び「朝日新聞」と目にするだけで拒否反応を起こす人も多いようですが、「花おりおり」は政治とは関係ありませんから大丈夫。
各ページを飾る写真はどちらかと言えば小さめ。
でもキュッと引き締まったセンスのいい撮り方がされています。
ブログなどでご自分が撮られた写真を公開してらっしゃる方はとても多いですね。
「花おりおり」は花写真をやってらっしゃる方々にもよき見本の一つになり得ると思います。
湯浅浩史の短文が各写真に添えられているのですが、これがまたなかなかいい。
ごくごく短い文章の中に歴史やエピソードを上手に混ぜ合わせ、「花に対する興味」を深めるように導いてくれます。

「花おりおり」の中で紹介されている花の一つに

ハンゴンソウ(はんごんそう)

という花がありまして、

「はんごん」は感じで書けば、

「反魂」です。

ご存知の方も多いでしょうが、

「反魂の術」というのは昔「死者を蘇らせる」目的で行われていた魔術・妖術の類い。

この「ハンゴンソウ」も、かつてそんな怪しげな目的で使用されていた(らしい)とされています。

しかしどう考えても、と言うか、別に考えなくても、「反魂の術」で死者が蘇るわけもなく、魔術師・妖術師がどうやって誤魔化していたかも興味深いところ。


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