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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「格闘技美学論」~ジプシー・ジョーの死、昭和のプロレス空間とニックネーム、「幼獣」って誰ですか?2017年4月23日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「格闘技美学論」~ジプシー・ジョーの死、昭和のプロレス空間とニックネーム、「幼獣」って誰ですか?

2016年6月18日に次の記事をアップしました。

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「血はリングに咲く花」~ジプシー・ジョー死去・・・。

・元プロレスラーのジプシー・ジョーが死去したというニュースがありました。
ジプシー・ジョーは全日本プロレスで椅子でバンバン叩かれて見せるというお約束のパフォーマンスを記憶してらっしゃる方も多いでしょうが、インパクトがあったのは国際プロレスでファイトしていた時期。
わたしはまだ幼少の時期であり、しかし既に月間プロレス、月間ゴングを読んでいた、高知では稀なプロレス通だったので、高知ではもちろん観る術のない国際プロレスは主に白黒写真で眺めていたけれど、「血はリングに咲く花」のキャッチフレーズで流血戦を展開するジプシー・ジョーを(怖そうなレスラーだなあ~~)との思いで見ていたのです。
いつも思うのだけど、プロレスを「まがりなりにもスポーツとして」リポートしていたかつてのプロレスメディアの不思議な空間はなんだったのだろう・・・。

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ジプシー・ジョーは、本名をジルベルト・メレンデスということも、死去したという報道を見て知りました。
現在わたしはテレビで新日本プロレスを観戦しているくらいで、「熱心なプロレスファン」ではまったくありません。
が、かつて、特にティーンエイジャーの頃は、もちろん現在わたしが唱えている「3種の神器(読書・映画・音楽)」がもちろん当時からメインでしたが、自分の中でプロレスの位置づけもそれらとほぼ同格だった。
だからプロレス雑誌が月間から週間に移行してきた時期も買い続け、極力情報をチェックするようにしていたのですが。
なにせ基本的には、プロレスメディアは情報統制だから、例えばバロン・フォン・ラシクがアマレスで実績を残していた人だということも最近知った。
幼獣バロン・フォン・ラシク、知ってます?
「幼獣」っていう江戸川乱歩チックなネーミングがイカしてますね。
「幼獣」と呼ぶにぴったりの容貌で、うまいこと付けてます。
もちろん日本のプロレスメディアが付けたわけですが。
今現在、大方のプロレスファンは「格闘ショー」としてプロレスを楽しんでいるはずですが、昭和の時代はほとんどの観戦者がそうは割り切っていなかった。
よかれ悪しかれ、「プロレスメディアとその周辺」は、特殊な言語空間、情報空間を創り出しており、今だからこそ掘り下げるのもおもしろいと考えています。

では、わたしの好きだった「レスラーの和製ニックネーム」をいくつか並べてみましょう。

美獣
ラテンの魔豹
金髪の妖気
不沈艦
豪勇

誰だか分かります?
答はまた後日。


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