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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ 『キングスマン』と「スノッブ」の意味、そして『ジョン・ウィック』感想。2017年6月3日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ 『キングスマン』と「スノッブ」の意味、そして『ジョン・ウィック』感想。

末尾ルコ「言葉と映画で、知性と感性を鍛えるレッスン」

マシュー・ボーン監督の映画『キングスマン』を観ていて、英語の台詞で「snob」と言っているのを、字幕では「俗物」と訳していたけれど、「スノッブ」という言葉は「俗物」という日本語ではまったく表し切れない中身があるなあと、あらためて思ったわけです。
もちろん昔から「スノッブ」は日本語で「俗物」と訳されるのが普通だけれど、この名詞だけでは「snob」という言葉が本来持っている「鼻持ちならなさ」「愚劣さ」が表現されてない・・・などと考えながらも、『キングスマン』はなかなかおもしろかった。
しかし意外にもそれよりもおもしろかったのが、キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』だ。
計算され尽くしたアクションシーンだが、十分に「格闘」のテイストを醸し出している。
ジェイソン・ステイサムのアクション映画が退屈なのは、アクションシーンがほとんど「踊り」になっているところだ。
さらに『ジョン・ウィック』は、作品全体に渡って抑えた、しかし配慮の行き届いた色彩でも楽しませてくれる。

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