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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『タワーリング・インフェルノ』、ポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイの高級感に満ちたショット」。2017年10月15日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『タワーリング・インフェルノ』、ポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイの高級感に満ちたショット」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『タワーリング・インフェルノ』でポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイだけが映るシーンがあるが、なにせこの二人の醸し出す高級感は凄い。
スティーヴ・マックイーンの高級感も言うまでもないが、『タワーリング・インフェルノ』では女優と共に演じるシーンがほとんどない。
フェイ・ダナウェイとスティーヴ・マックイーンは『華麗なる賭け』で共演しており、思えば、あの『俺たちに明日はない』から、つまり1960年代後半から1970年代後半まで、フェイ・ダナウェイはハリウッドのトップ女優として君臨していた。
1976年に『ネットワーク』でアカデミー主演女優賞を獲得。
正に頂点を極めたが、何とそのすぐ後から急降下し始めたのだから、女優のキャリアは難しい。
しかし繰り返しになるけれど、1960年代後半から1970年代後半までのフェイ・ダナウェイは見事な映画女優だった。

『俺たちに明日はない』のボニー・パーカーは永遠であり、『華麗なる賭け』『小さな巨人』『パリは霧にぬれて』『オクラホマ巨人』『チャイナタウン』『タワーリング・インフェルノ』
『コンドル』『ネットワーク』『さすらいの航海』・・・どの作品もが「一級」というわけではないが、「フェイ・ダナウェイ出演」というだけで楽しめる、そのくらいの女優だった。

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コメント 1

hana2017

ビル落成式のパーティー会場シーンだけに、ほとんどの登場人物がドレスアップしている訳で、中でもポール・ニューマンとフェイ・ダナウェイ・・・ときたら、知性と品の良さが際立つ…と想像します。正直、そこまで細かなシーンは覚えていないのです。
「華麗なる賭け」は、ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ主演で「トーマス・クラウン・アフェアー」としてリメイクがされました。リメイク版にも彼女はサービス出演をしていました。
「風のささやき」をバックに大人の恋、男女の駆け引きを交えて描かれたリメイク版の方は鑑賞済みながら、「華麗なる賭け」を見ていない事には話になりませんね。
しかしスティーブ・マックイーンの大富豪役って、あまりピンとこないのは彼の圧倒的な個人主義なイメージからと考えます。
「小さな巨人」も観ているはずなのに、全く思い出せず。
それにしても、まだ全盛期であったP・ニューマン、スティーブ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ、D・ホフマンと言った本物の映画スターの出演作をリアルタイムで観られた幸せを感じずにはいられない。良い時代を生きた、あの頃出会った優れた作品群は我が人生において少しは影響を与えてくれているのかしら?
by hana2017 (2017-10-15 23:12) 

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